京都1日め
朝の松江駅。高速バスが15分遅れで、待っている間私は日にちを間違ってしまったのか?とか、もしかして置いていかれた?とヒヤヒヤしていました。
バスは島根を抜け、鳥取へ。大山パーキングエリア
山陰の、雲の湧き出る山々。
私は島根に来たときに初めて、山から水蒸気が上がり、雲の形成されていく様を見ました。なるほど、それで出雲(雲が出ずる)と言うのかと妙に納得したものです。
バスが岡山に入ると、どんよりと湿度の濃い山陰の雰囲気から一転、空が青く鮮やかになってきました。
さすがは山陽。
昔の人は上手く銘々したもんだなと関心します。
なんか、ポッコリした雲を見つけました。
ポッコリ。
コチラのパーキングエリアの一角はタコのキャラクターコーナー。きっと明石のタコをアピールしたくてこうなったんでしょうが、お土産として急にタコのぬいぐるみをもらった人の心中は複雑でしょう。
とくにこのタコの手だけのぬいぐるみとか、玄人度数高すぎです。
タコ道五段、いや、師範代でなければ分からぬ渋さです。
鬼太郎グッズも置いてます。
鳥取から兵庫まで幅広くカバーしたパーキングエリアです。(実際どこのパーキングエリアだったんだろう…)
そしてついに京都駅に到着!
やっと京都に帰ってこれた〜!
あー、この明るい日差し、本当に久しぶりです(ToT)
あとは、勝手知ったる京都です。
スイスイ〜っとバスに乗って出町柳へ。
懐かしい、通称オカマ公園。ここで昔は出会いを求める男女ならぬ男男がたむろっていたという話ですが、
私は一度、夜に公園の横道を歩いていた時、「ごめぇ〜ん、待ったぁ?」と、缶ジュースを両手に、乙女な仕草で飛び出してきたおすぎさんに遭遇した事があるだけで、それ以来この公園にオカマの影を感じたことはありません、ご安心ください(笑)
ああ〜、ずっと慣れ親しんできた鴨川の風景
どれだけ鴨川の空と川面の青に焦がれたことか…
さて、
私は出町柳でどうしても確認しておきたい、ずっと気がかりだったことがあります。
それは、
出町橋から自然ばえしていた[根性松]です。京都を離れて四年近く。あの松は生きているだろうか?邪魔だと伐採されたりしていないだろうか?
と、
島根から時折心配していました。
ドキドキしながら橋を渡り、橋の横に緑の物が見えてきた時は、良かった〜と
まだ元気に生きていました!
土もないコンクリートの隙間に芽生えて○年。よくぞ生き延びていたものです。
なんだか前より大きくなつてるし、
何より
不要な枝をはらって形が整えられていたりと、大事にされている感じが伝わってきて嬉しかったです。
そして、出町柳駅ヨコのレンタサイクルで自転車を借りました。
規約で「京都市外に出ないこと」とあり、そんなの山に囲まれてるのに無理でしょ?と思わず口に出して言ってしまいましたが、これが何と、滋賀県まで山を越えて行く外国人が居るんだとかで(笑)
さてさて、京都に来てやっておかねばならないこと、それは、松江では手に入らなかった画材を買うことです。
馴染みの画材屋さん、覚えていて下さっているだろうか?
ドキドキして入店。
結果、社長や奥さん、ベテランバイトさん、そして看板犬も覚えてくれていて、ついつい長話してしまいました。
スマホデビューしたので、アドレスも交換。
引っ越し直後、寂しくなって一度メールを送ったことがあったのですが、反応がなく、もう客にもなりえない私からメールされても迷惑なのかなと、ドヨ~ンと落ち込んだものですが、どうやら、メールに気が付かなかったとのこと。
でもたまにブログは見てくださっていたとのことで、嬉しいのやら恥ずかしいのやら?
あとは、馴染みのスーパーであの懐かしのラーメンを…
と思っていたのですが、もうそのお店はありませんでした(T_T)
んで、懐かしのパン屋さんで晩ごはんを買いました。
今日はバスでもパン食。ディナーもパン食です。
まあ京都はことさらパン屋さんの多い地域ですから、思い出のパン屋さん巡りしたら一週間パン食になりかねません(笑)
で、
私は京都に帰る日を待ち望みながら、心のどこかで、私の知っている頃と変わってしまって、また喪失感を味わってしまうのではと不安に思っていたのですが、京都は相変わらず京都で何も変わっておらず。
また、懐かしさに涙せずにはおれないのではと思っていましたが、むしろ、離れていた時期なんて無かったかのように、すぐに京都在住気分に戻ったのでした。
ここが私の居場所なのです。
もう家がないのが悲しいですけどね。
明日は修学院離宮へ行きます。お天気良ければいいな