京都2日目☆修学院離宮とか
今日は友人が観覧予約しておいてくれた修学院離宮へ。(事前応募が必要なのです)前に住んでいた所からわりと近いのですが、近いのでむしろ行ったことがありませんでした。
何と美しく手入れされた松の数々。さすが、天皇の名のもとに造られた宮。
グループにガイドの人と、後ろから、勝手にはずれていく人がいないか見張っている係の人が。度々人数確認も行われます。いろいろ怪しまれてるんだな(笑)
ただ階段。なのに美しい。
よくこれだけ広大な敷地をこれだけ美しく手入れしてあるものです。
田園風景も敷地内に再現されています。
建物もたくさんありましたが、写真をノロノロ撮っていてグループ最後尾になっていたので、説明を聞けていませんでした。
後ろから付いてきている係員のかたは内心イラッときていたでしよう。写真に夢中になってなかなか進まない輩が数人。私も含めて。
敷地内を流れる小川と小さな石橋。ちょっと飛び越えれば渡れそうな小川でも、上品な御身分の方は優雅に石橋を渡のでしょう(?)
苔むしたステキな階段。自然を邪魔せずうまく融合した日本の庭園は心落ち着きます。
ところで、上の2点の写真に、ちょこんとヒモの巻かれた石が置かれていることに気付きましたか?これはお察しのとおり、こちらには立ち入らないで下さいという印です。ロープやカラーコーンで立ち入り禁止を主張すると、日本庭園の繊細さが損なわれますからね。
また、この石ひとつで立ち入らないでほしい気持ちを「察せられる」日本人の感性というものにも感心します。
景色の向こうに京都市の街が見えます。
いいなぁ~、こういうちょっと街を見おろすぐらいの小高い所に住みたい…
誰も写っていない奇跡の写真。どれだけ私からグループから遅れていたのかよく分かります。
修学院離宮は結構ハイキングです。いつの間にかけっこう山の上に上がっていました。
一番見晴らしのいい所でしばし休憩。天皇もこちらで同じ風景を眺められたのでしょうか?
池も畑も街並みも見下ろそうという贅沢仕様。
何気ない端の、建物と木々の組み合わせも美しい。
上品な階段。あくまでも自然に違和感なく溶け込むつくりに。
敷地内にさりげなくつくられた滝。
木々と同じ色をした橋。
そういう年齢になったのでしょうか、自然と調和した日本の庭園の美しさに、なんだか心が洗われるのです。
あくまでも緑。色鮮やかな花や木は用いられていませんね。
美しいです。これは面倒な応募をしても観覧する価値はあります。
ついに係員の人に「早く行って下さい」と言われてしまいましたが(笑)
山まるごと気品に満ちた庭園としてまとめられていて、とても美意識の高い空間を堪能しました。ふ~。この美しさはお子ちゃまには分かるまい…
曇り空で写真が残念になりましたが、実物は木々もダイナミックで、非常に美しく整えられた特別な空間でした。
紅葉や新緑、雪景色も美しいでしょう。
京都旅行を予定される際は、ぜひ修学院離宮も候補に入れてみてください(^o^)
今日はこのあと鷺森神社、赤山禅寺、御蔭神社、崇道神社、三宅八幡と、かなり歩き巡りました。
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