オカルティー読書☆霊とかに生活を見られていたら嫌な件
前回も記事にしました、飯田史彦氏の『ツインソウル』という本ですが、
”二つに分かれた魂が、地上で互いの片割れと出逢い、結ばれる”というロマンチックな『ツインソウル』についての内容は実は少なく、ほとんどが、著者の臨死体験の実録でした。
著書は、あの世をリアルに体験して、その記憶や感覚を鮮明に覚えたまま現世に帰ってくるという貴重な体験談で、なるほど、死んだらそんな感じになるのか・という、何か追体験したようなというか、分かったような気にさせてくれる興味深い内容でした。
とくに私が興味深く食いついてしまった内容は…
ちょっと話は自分事になりますが、私は昔から、銀色の小さな光がスッと現れて自分のまわりを飛ぶのが見えて、不思議に思っています。
それは何やら「意思を持った」光のようで、動きも無機質ではなく、視線みたいなものを感じたりすることもあるので、何者かに「いつも見られているんだろうか?」「監視されていたらどうしよう…」と、考え過ぎたりすると嫌な気分になるのでした。
銀の光が何者なのかは分かりませんが、霊とかそういうものなのかな?と想像。
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現在、ドリームボイスとそれを呼んでいますが、
出所のよく分からない声を、片耳や額あたりでキャッチすることが近年ありまして、そのほとんどが何の脈絡もない、自分に関係なさそうな言葉なのですが、ごくたまに、自分の心の声に反応したもの、あるいは今の自分の状況を見てかけられた言葉?と思われる声が聞こえてくることもあって、「心の中の声を何者かが聞いている?!」「何者かに見られている?!」とビックリすることもあるのでした。
読書中にうたた寝しているときに『がんばれよ』という声が聞こえてきたり、いつかはアメリカで個展を開いて…などと妄想している時に『アメリカはダメ!』と聞こえてきたリ…
で、懸念してるのはプライベートが否応なく見られている・ということですよ。
外出している時は人の目をある程度意識しているから、ひどい服装をしたり、だらしない格好をしたりしないけれど、部屋に1人でいる時なんて誰も見ていないこと前提ですから油断100%です…そりゃあひどい格好してますよ(笑)
いつも毛玉だらけの部屋着をめちゃくちゃな組み合わせで着て、この頃なんてクッションの上にあぐらかいたまま背後のソファに倒れ込んで寝ちゃったりとかしょっちゅうしてます(これで一日の睡眠の3分の1ぐらいを補ってる(笑))
目を覚ましたら乾燥で目がパシパシのうえ、口の中もカラカラになってるので、白目むいて大口開けて寝てるんだなと分かります。
こんな姿とかも«何者かが常に見ている≫のだとしたら、恥ずかしすぎてやってられません(笑) おまけに心の中の声も常にお見通しだなんて、私は一体いつリラックスすればいいのやら…(してるけど(笑))。
実際、みなさん、気になりませんか?
我々から霊とか神とか他次元の存在を見ることができないのに、それらからは我々の姿や心が常に(好きな時に思うまま)見られているのだとしたら…
やるせないというかとにかく恥ずかしいですよ。
見ているのが、死んだおじいちゃんおばあちゃんでも、ご先祖様でも宇宙人でも恥ずかしい(×_×;)
話は『ツインソウル』の本に戻りますが、
ブックオフでオカルティー本をパラパラとあさっていた時、この本の以下のようなエピソードの部分に目が留まりました。
それは、
著者が臨死体験したときに、いろいろな人のところへ行って感謝の言葉をかけたことを弟さんに話した時に、「そのとき俺、何かしてた?」と聞かれたというところでした。
そして著者は”そういえばそのとき弟何してたっけ?”と思いだそうとしたのですが、「記憶がない」。というか、「弟がどこで何をしているかということには、まったく興味が湧かなかった」心境を思い出した・とのこと。
肉体を離れて「魂」になると、
物質世界の私たちが『ある瞬間』に行っている『物理的行為』など、まったく興味がない
という状態になるそうなのです。
だから(?)、人の見え方も
その時の弟のビジョンは、「中心に、何かをしている最中の弟の顔や姿が見え、その周囲の景色は、ぼ~っとかすんでいる」という感じだったのです。
とのことで、かすんだ景色の中に«人物がいる»ぐらいの見え方なのだとか。
つまり、
着替えてるときも見られてるのかな?トイレに入ってる時まで見られちゃうのかな?
と、不安があったりするのですが、
自分が「霊」になった著者の体験によると、対象の人が何をしてるかなんて目にはいらず、単にその人の存在だけがクローズアップされる、ということみたいです。
著書の方も
「誰かの魂にじっと見られているのではないか」という心配など、いっさい無用だということです。
「いま、こんな格好で、こんな場所で、こんな相手と、こんな恥ずかしいことをしてしまっている姿を、亡くなったあの人の魂から見られてしまっていたらどうしよう」などと気にする必要は全く無いのです。
とおっしゃってくれています。
あ~~~良かったぁ~~~、魂の存在からすれば、私が白目むいて大口開けて寝ていようが、よだれ垂らして寝ていようが興味ないからどうでもいいんですね。
ということは、
私の心の声が聞こえてこようが、魂の存在には物質世界の人間の煩悩なんて気にもならない…わけですね?
そして、私はこの本を手にレジに並びました(笑)
そういえば…と、ふと
以前読んだ小林健氏の著書の『書き出し』のことを思い出して読み直してみました。
小林健さんは5度も臨死体験したという、臨死体験の超レギュラー(?)です。
そして、
著書「5度の臨死体験でわかったあの世の仕組み」
にこのような一文を発見しました。
私たちは、よく「あの世に行く」といいますが、いまあなたの目の前にも、天国は存在しています。
私たちにはそれが見えないだけで、天国の人はこちらを見ているのです。しかし、それは「ただ眺めているだけ」であって、あなたの行動を監視しているわけではありません。
と。
たぶんこれを読んだ時は、
”眺めてるだけで、べつに監視してるわけではないですよ”
ということがわかっても、でも「眺められるのも嫌なんだが…」という感じで、まだ釈然としない気持ちだったんだと思います。
ちなみに、
飯田史彦氏の『ツインソウル』に話を戻しますが、
著者の弟さんがさらに、(魂になったなら)兄さんの好きなあのアイドルのところに行って入浴シーンを覗いたりできたんじゃない?(*´﹃`*) という、便利な機器を与えられるとすぐにしずかちゃんのお風呂を覗くことを考えるのび太君のごとき質問をぶつけていて笑ったのですが(笑)
(え~、いろんな魂にプライベートを覗かれる有名人、かわいそすぎ…)
「魂の状態に戻ると、その種の俗っぽい煩悩に関する興味を完全に失ってしまう」
という。そして、
その種の欲望は、完全に、この物質世界で人間として生きるからこそ生じてくる煩悩であり、私たちは肉体を離れて魂の姿に戻った瞬間に、あらゆる人間的欲望から解放されます。
とのこと。
そうか、のび太君も肉体から離れれば、しずかちゃんの裸を見に行きたいという煩悩は無くなるということか…
異性のファンの多い有名人の方も、どうぞご安心ください。
ということで、
『ツインソウル』の内容でいちばん感銘を受けた部分の内容を紹介させていただきました(笑)
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●オカルティー読書
オカルティー本と一言でくくっていはいますが、その濃度、方向性は著者の方によってかなりまちまちです。
『ツインソウル』の飯田史彦氏は経営心理学の学者さんということもあり、また、男性の著者の特徴ともいえるのですが、かなり理論的です。学術書を読んでいるのかな?と、読書中しばしば感じたものです。
科学者の坂本政道さんの著書も似た傾向があります。数字や検証を重視する男性脳の傾向として、理論で納得したい、させたい、という思いがあるのかな。
なので、
オカルティー本を選ぶときは、男性は男性作者の物を選ぶと良いかもしれません。
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対して、
女性の著者はかなり感覚的なものが多いように感じます。理論や証拠立てより、気持ちや感覚で見えない世界のことをとらえて、その気持ちのままに文字にしている・みたいな(佳川菜未さんやはづき虹映さんの著書がそういう感じでした)。これは理屈っぽくされると興味が減退してしまいがちな女性には向いていると思います。
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たまに理屈っぽくなりすぎず、感覚的にもなりすぎないバランスの上手な著者の方もおられて、ウエイン・W・ダイアーさんの著書や、上記にも紹介しました小林健さんの著書は読みやすかったです。(私がそういうものを好んでいるだけかもしれませんが)
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書く人にも読む人にもいろいろ傾向があって、オカルティー界への拒否反応を最小限かつ快適に読むには、納得いくまで理論で攻めて欲しいのか、感覚だけでふわりと読みたいのかなど、自分の傾向を著書と合わせて欲しいなと思います。ドロップアウトしないでください(笑)