オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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生きる意味を見失った時、おもいだすあの名作①

 
生きる意味を見失った時、おもいだすあの名作。
 
ノミのようなメンタルの私は、
よく生きる意味が分からなくなって、生きるのが辛くなります。
略するとノミメンというところでしょうか。
(メチャクチャちっさい男性のことではありません。)
 
 
ノミメンの私は、
 
辛い・なぜ自分は生まれてきたのだろう
生きる意味が分からない
生きるのが辛い
何故人間は生きなければならないんだろう
 
という、
答えの出ない無限ループに
グルグルと囚われる癖があります。
この頃はまれになってきましたが、
若い時分は延々と考え続けていました。
 
 
そんな非生産的グルグル・ループで勝手に精神が疲弊した時、
ぼんやりと想い出すあの名作の、あのシーン。
 
それは
 
手塚治虫ゴッドの超名作、
火の鳥〈黎明編〉の中のシーンです。
 
 
何度も想い出し、
もう一度読み直したいなと思いつつ、
10年ぐらい本棚の奥にしまいきりだったように思います。
 
先日、
メチャクチャ久しぶりにパラパラと見ましたが、
内容をほとんど忘れている自分のアホさにびっくり。
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舞台は、
邪馬台国末期から古墳時代へと差し掛かる
ものすごく興味深い時代でした。
(当時は日本史に興味がなく、何とも思ってなかったのです。)
 
しかも、
いま個人的に気にしている火山の噴火が描かれており、
ハッとしました Σ(゚Д゚)
 
 
 
自分が決して登ることのできない穴の中に居ることを知って
狼狽(ろうばい)するグズリ
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まるで人生の底を絵に描いたようです (;´Д`)
 
なぜ、このグズリが、
このとんでもない穴の底に存在することになったのか。
 
 
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨以下、ネタばれ注意!¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
 
 
 
弥生時代末期、
クマソ(南九州原住民)たちが暮らす島に流れ着いたグズリ
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グズリヤマタイ邪馬台国の人間だったので、
よそ者として処刑されそうになりました。
 
が、
 
彼が医者だということを知った村人は、
いまにも命尽きそうになっている村の女性ヒナクを助けるよう命じる。
 
グズリヒナクの病を見事に治し、
他にも多くの村人を治療し、
やがて村人の信頼を得るようになる。
 
グズリはクマソの一族として受け入れられ、
ヒナクと結婚する。
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しかし!
 
 
グズリは実は、
ヤマタイのスパイだったのでした…!
 
夜中、ヤマタイの兵士を引き入れるグズリ
「左から三つめのうちに わしの妻がいるんだ。
絶対殺すなよ、たのむぞ」
「フフフ…わかった」
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火を射かけられるクマソの村
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女子供も容赦なく始末される。
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そしてクマソの村は滅んだ。
 
ヒナクをつれて遠くへ離れるグズリ
もう二度とやつらヤマタイのところには戻らん!
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彼もヤマタイを逃げ出し、
追われる身になったのであった。
 
 
隠れ住んでいるヒナクと、
村の唯一の生き残りである、ヒナクの弟が再会するが…
 
ヒナクの望みは、裏切り者のグズリと別れることよりも、
たくさん子供を生んで、もう一度クマソの村を作ることだった。
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「あたし死ぬまでに一千人でも産むの。そして
その子たちが大きくなったら また赤ちゃんを産んで…
何千人にもなったら また村が出来るわ」
 
 
しかし、突然の火山にみまわれ、
家を失うグズリヒナク
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溶岩から逃げ回っているうちに子らを失い、
そのうえ
洞窟の中に閉じ込められてしまう。
 
命からがら洞窟からの出口を見つけ、
やっと外に出られた!
 
・・・と思ったのも束の間、
 
 
そこは、
 
 
のぼることがとうてい不可能な
大穴の底だった・・・。
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あまりの絶望に泣き叫ぶグズリ。
「とてもあのがけは登れない!ウ…ウ…ウ…
おれたちはこの穴の底でひからびて死ぬだけだ ウ…」
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「死神よ いっそおれをしめ殺してくれ!
おれを見おろしている岩かべよ
なぜ崩れ落ちておれを押しつぶしてくらないんだ…」
 
 
泣きむせぶグズリは、
しかし
ふと気がつく。
 
 
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「草だ こんなにはえている
こんな穴の底にどうして…」
 
「そうか…上の穴の口からたねが落ちてきて
わずかな日光と雨水とで ここだけ草がはえたのか!」
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「食えるぞ う…うまい いくらでも食える…」
 
もう一度、生きる力を得るグズリ
 
「おれは生きのびるぞ!
ヒナクといっしょに行きぬいてやる!」
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「ここがおれの城なんだ!」
 
しかも
この穴の中腹に火の鳥が住んでいた。
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壮大な話はまだ続きますが、
画像の容量オーバーになるので