上賀茂神社・能奉祭 《千歳》 動画
1月2日、
上賀茂神社で能奉祭があるというので観に行ってきました。
能を鑑賞したことなど
今までの人生で一度もありません。
敷居が高そうで近づけなくて・・・
私の頭の中で比べるものとして用意できるのは
「舞楽」ぐらいのものです。
能って、舞楽とどう違うのかな~
ぐらいのレベルで観に行きました(;゚д゚)
いや~それにしても、
加茂川、白い・白い!
大の字のところがきれいに白くなっています(笑)
「舟」も白い白い!
送り火の時の舟はこんなかんじ
大勢の初詣客で雪はだいぶ踏みつぶされていましたが、
半熟状態になって足元に広がる雪のやっかいさ(笑)
誘われでもしなければ、
こんな日に来ることは無かったと思います(;^□^)
なんか、上賀茂神社の境内も白っぽいわー
能が始まるまで、
積もった雪の上でブルブルしながら待っていました。
ご本殿のほうも見るからに寒い感じ・・・
雪のため、時間より30分ほど遅れて
能の奉納者の方々が来られました。
こんな寒い日に、役者さんもつらいでしょうね。
舞台は吹きざらしだし、
そもそも和の伝統の服って手や首、足首が出ていて
けっこう寒いと思う。
この悲しい表情が
何よりも物語っている?
なにもこんな日に雪が降らなくても・・・
もう背景も寒そうで・・・
ここは橋殿です。
能にすごく詳しい方が近くに立ってらして、
いろいろ教えてもらうことが出来ました。
ここの橋殿の大きさでは、
そもそも本来の能の舞台より狭いようです。
いつもどおりに舞えないというのは、
役者さんも大変でしょうね。
先ほどネットでちょっと調べてみました所、
能楽は神社やお寺で発展してきたとのこと、
神事・鎮魂の目的もあるそうです。
なるほど、
では、こうやって神社で能を鑑賞するというのは
なかなかに「あるべきすがた」なのですね。
それにしても、
和の伝統芸というのは忍耐の芸でもありますね。
役者さんはありえないぐらい長い時間、
この姿勢で静止しておられましたのです・・・
前かがみの姿勢で静止とか、めちゃめちゃしんどいわ。
私なんてカメラ構えているだけで
腕がプルプルしてましたもん。
では、寒さと疲れでプルプルした腕で撮った動画を
ぜひご覧下さい(笑)
演目は《翁(おきな)》とありましたが、
これは、それとセットで奉じられる?
《千歳(千才)》というものだそうです。
動画的にちょっと長いかと思いましたので、
舞いの部分のみをUPいたしました。
【上賀茂神社・能奉祭 千歳〈踊りの所だけ〉2015新年】
千歳/井上裕之真さん 小鼓/林吉兵衛さん 笛/森田保美さん 他。
前奏という言葉はおかしいのかもしれませんが、
役者さんが舞うまでの、前奏のような部分もなかなか素敵なので
こちらはこちらだけでUPいたしました。
【上賀茂神社・能奉祭 千歳〈前奏の所だけ〉2015新年】
「いよぉ~っ!ほっ!」といううたい方は
能楽のものだったのですね。
近くに居られた、能にくわしい方によると、
能は、奈良発祥の猿楽(さるがく)というものが
京の都に来て洗練されていったものだとかで、
名前は忘れちゃったけど、
楠木(くすのき)某さんが発展させたとのこと。
ものすごく単純な比較で言うと、
《舞楽》が皇族やお公家しゃんの文化だとすれば、
この《能楽》というのは、
武士の文化?なのかなぁと思って観てました。
舞楽よりだいぶ勇ましくて、武士的に見えたのです。
動きもキビキビしているし、
床を足でドーン!と踏み鳴らしておられたので。
さて、
メインの《翁(おきな)》ですが、
観ていた時はものすごくほげーっとしてみていたのですが、
これがなかなかすごいものだったようです。
とっても深いようだし・・・。
動画時間がけっこう長いので、次回に動画をUPしますね。