京都大学総合博物館・かきの世界が深い
先日、京都大学に隣接する博物館に行ってきました。
お目当ては、
京大の敷地内で発掘された埴輪などが展示されている
『文化財発掘』展です。
京大の敷地内からはいろいろな時代の発掘物があるようで、
昨年は、京都ではもしかしていちばん初期のものかも?
という、
弥生時代初期の稲作跡が発掘されており、
その現地説明会も観に行ってきました。
発掘物もあって、そのうち展示されるかも、
とおっしゃっていましたが、
それが実現したわけですね。
(いろんな時代の層が積み重なっているそうです。)
それにしても、
こんな立派な埴輪も見つかっていたとは驚きです☆
古墳時代、この地域にも立派な人が住んでいたのですね。
で、
歴史関連の展示は写真NGですが、
自然史の方は写真OKとのことなので、
まずはとりあえず
自然史のコーナーを見てきました。
京大なので、
京都の土壌などの研究資料が展示されていました。
地層の断面をそのまま展示の巻。
土の断面見ても何にもわかんないしぃ~
(´д`;)
と思ってするーしようとしましたが、
地層断面の真ん中辺りに【約12000年前】という表示が目に入りました。
わざわざ1万2千年前を表示するということは、
やはり、
1万2千年前に『ノアの大洪水』で有名な
地球規模の洪水があった・という説を
ななにげに京大の研究者の方も認めておられるんでしょうか?
話はオカルティーになってしまいますが、
「大洪水前には非常に発展した文化があり、
人間の寿命も大変長かった。」
というオカルティー世界では定番の説があります。
各国の神話に登場する人物が古い人物であるほど
寿命が長いのは、
大洪水前の土壌の方が豊かだったからだという説も見たことがあります。
アトランティスもその時の大洪水によって水没。
高い文明が滅び、原始時代に戻ってしまった
なんていう説も。
とにかく、オカルティー世界では
『1万2千年前』
というのは、
超文明と現代を分ける大きな境目なのです。
オカルトの雄・飛鳥昭雄先生にいたっては、
1万2千年前、
ノックスという惑星が超接近した時に、それが月をかすめ、
大きな氷の惑星だった月から大量の氷片が地球に降り注ぎ、
その水分によって地球が膨張。
今の地図のようにバリバリッと割れた。
という
すごい説を著書で書いておられました。
よく分からないけれど、
その『1万2千年前』に京大の研究者も注目しているとしたら
何か今後、面白いことが起こりそうな予感がします(笑)
さて、
自然史コーナー進みますと、
何故か〈かき〉の進化に大きなスペースが割かれています。
かきの化石がいっぱい
この30㎝はあろうかというかきの化石は
なにげに最大級のかきの化石がしれっと展示されていたのでした。
機会がありましたら、
ぜひ実物でこの大きさをご覧になっていただきたいものです(笑)
しかし、
説明を読んでみると、
かきってなかなかに面白い生き物なのかなぁと思えてきます。
●昔は筋肉質な足を持っていて、岩礁を活発に動き回っていた
↓
●殻が中央で折れて、二枚貝になった!
↓
●砂泥の底に住みかえをした。
↓
●でも、また岩礁に戻って生活した。それがかき。
↓
●岩礁にくっつけるようになったけど、足がなくなった。
↓
●その中からさらに砂泥に戻るかきがいた!
↓
●でももう足がないから殻の形を変えた!
結論
『(進化とは)方向性のない行き当たりばったりの過程』
(笑)
なんかかきって自由な奴だなぁと笑ってしまいました(笑)
かきってば、こんなに頑張って生きてきたのね!
よくわからないけど、
この自由さと臨機応変なたくましさが羨ましいです(笑)
今度から牡蠣を食べる時は
この進化の過程を想い出しながら有難く食してください
ムシャムシャ!
こんなのもありました↓
【収斂(しゅうれん)】異なる生物が同じ形をとる
『みんなカップ型になって、同じような構造になりましたの巻き』
かきが泥底に進出する時にとった戦略を、
他の生物もとってました~、
という話のようです。
そういう現象を収斂(しゅうれん)というのだそうです。
他のチームを出し抜くために練った戦略を、
他のチームも同じようにやってました・という感じでしょうか(?)
なんだか貝が
ものすごく人間くさく見えてきます(笑)
あぁ、埴輪などを観にきたはずなのに、
そこに行き着くまでに
面白いものが色々気になって
なかなか前に進めません(笑)
ブログも前に進みません(;^□^)