作品168.白い環 制作過程②
『作品168.白い環 制作過程①』のつづきです。
先の記事では、
下描きできたぞ~、ふ~。
というところまで紹介いたしました。
で、
これを切り始めるんですが、
大きな作品とかってけっこう手に汗握りながら(笑)作業するので
手の油が下描きについてしまいます。
油のついた鉛筆の線は紙の表にまで染み出してしまいます。
なので、
これですよ!
切るところ以外を紙でくるんでしまうの術。
で、
空けている部分が切れたら、
今度はそこが作業中に引っかからないよう紙でくるみ、
新しく切るところの空いた「おくるみ」を制作します。
そんなかんじで、
ちょっとずつ切り進めながら、
上下の「おくるみ」も制作していきます。
写真上にあるのは、はがした「おくるみ」です。
さ~て、新しい「おくるみ」作るか~
っていうところです。
今回ばかりは期限が迫っていましたので、
2日間でガツガツと切り進めました。
いちおうカッターのきつくあたる部分には
フェルトをはさんだテープを巻いて作業していますが、
今回ばかりはそれでも水ぶくれや血豆が出来ましたね。
あいかわらずの貧弱ぶりです。
晩、いったんリビングにおりて休憩し、
チョコレートクッキーを食べたんです。
で、指にチョコレートが付いてたのでペロペロしたのですが、
チョコレートがとれないんですよ。
おかしいなぁ~と思ってもう一度ペロペロしても、とれない。
はて?と思い、
よ~く指を見たら、それは血豆でした
という馬鹿な深夜の出来事がありました(笑)
おどろいたことに、
次の日、起きたらキレイに血豆がなくなってた!
一晩で治るとか、
よく分からないけどちょっとした奇跡。
いや、まだ若いのかもしれない(笑)
そんなこんなで、
やっほ~い!やっと切りあがりました!
では、切りあがった切り紙を展開していきます。
開いて、
開いて、
と、
この辺りにきておかしなことに気づきました。
紙を折るときに〈5つ折り〉にしたはずなのに、
なんだか折り目が若干多いというか・・・?
そして、開いてみてびっくり
〈6つ折り〉やんかっ!
どーりで、切ってる時、
おかしいなぁ、5枚重ねなのに、
それにしてはなんだか切りにくいなぁ~???
と。
で、作業中に一度
切り落とした切りカスの数を数えてみて、
それが5枚だったので、
「うん、ちゃんと5枚だよね」 と。
↑
今にして思えば、
これ自体、馬鹿な数え間違いなのでした…
Σ(゚д゚|||)
作業中ずっと5枚重ねと信じて切っていて、
展開した時に6枚重ねだったと知ったときの
あぜんぼうぜん、分かりますか?(笑)
で、
切り紙を青いボードの上に乗せて写真を撮ってみました。
北海道といって思い浮かぶのは、
本州とは違う北海道ならではの動植物。
そして、
寒く厳しく、白く美しい大地。
環(わ)のように連なる白い命を表現できたらいいな、
というおもいで作りました。
え、環(輪) じゃないって?
まぁそれにはイロイロな事情と成り行きがありまして…
またそれは後日お話します(笑)
明るい青のボードにも乗せてみました。