オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡ syandery名でツイッターもあります☆そちらのメッセージ機能もご利用いただけます

京都・大原①三千院までの道すがら


いつかは行こうと思いながら、
なかなか実行しなかった大原旅行。
バスで山奥まで行かなければならないのが面倒くさかったのです。

でも天皇陵あるからいつかは・・・

なんて思っているうちに
京都に住んでいられなくなるかもという事態に…


そして昨日、ようやく重い腰を上げて
大原へ旅行に行ったのでした。
イメージ 1
曲がりくねった細い山道を抜けたところに
パッと田園風景が広がる、そこが大原でした。

大原旅行の一番の目的は天皇陵ですが、
せっかくなので三千院などにも行こうと思っています。

当日、いきなり大原行きを決めたので
準備も事前の下調べもなく、
とりあえず手持ちの地図をコピーして大原へ。

その地図に『梅宮神社』というものを発見。
三千院などのあるバス停『大原』の一つ手前にあります。
せっかくなので一つ手前で降りて、
その梅宮神社にも寄ってみることにしました。

が、
神社らしきものが見えず、
誰かに聞こうにも誰も歩いておらず(笑)
探しているうちに大原の2つ手前のバス停まで来てしまいました。
ターンして戻りながら、注意深く探していると、

想像以上に小ぢんまりしていた梅宮神社を発見!
イメージ 2
ど・どこに神社の本殿があるの?
と、
中へ入ってみると、
あ~、小さなお社がありました。
イメージ 3
右の倉庫よりちっちゃいお社です(笑)
地図では大きく書いてあるように見えて
勝手に大きな神社を想像していました。

素朴な神社、それもいいものです。

しかし、ご由緒やご祭神名が記されておらず、
どんな神様なのか分からないまま手を合わせたのでした。

今日、改めて検索してみて
木花咲耶姫(このはなのさくやひめ)が祀られていることを知りました。
美人の神様ですね。
イメージ 4
たしか、姉妹のイワナガヒメも一緒に嫁入りしたのに、
そっちは不美人だったので戻されちゃって、
そのせいで人間の寿命が短くなった
とかいう話じゃなかったっけ?
うろ覚えです(笑)

イメージ 5
素朴な風景だなぁ~。

さて、
一般のルートではない角度から三千院を目指したのですが、
観光地へ向かう鉄板の〈参道〉ではなく、
住宅地の道路を歩いたので
広域地図ではよく分からず
けっこう迷ってしまいました。

誰かに聞きたくてもなかなか人が歩いていなくて
困ってしまいました。
田舎の旅行はそういうことがあるのかと、
現地に行ってから知ったのでした。
(普通の人はスマホがあるからノープロブレム。)


まぁしかし迷ってみたりもするもので、
明治時代に参拝客が泊まっていたという
歴史ある旅館『ますや』というものを見つけました。
イメージ 6
画家や俳人が住み込んでいたそうです。
そういうの、憧れるなぁ。

だって今の時代、
どこかの景勝地で缶詰めになって創作するとか、
そんな余裕のある先生はいないんじゃないでしょうかね。
出張だって今時、中距離なら日帰りですよ。

それにしても、
昔の人ののんどりした生活や仕事の仕方には
いつも不思議な気がします。
機械化が進んで生産量は今のほうが圧倒的になった、
その分、人の生活に余裕ができた・・・
はずなのに、
実際は長時間馬車馬のように働いても
昔の人のように余裕ある暮らしをしていない。

なぜなのでしょう?
その富はいったいどこへ?


などと考えながら迷い迷い歩いていると、
出世稲荷神社という神社を発見。
イメージ 7
お稲荷さんというのはけっこう難しく、
下手な参拝の仕方はできない。
なので、
私はたいていお稲荷さんはスルーです。

が、しかし、

『稲荷神社』の前に『出世』がついているではありませんか!

私に足りないのは出世です(笑)
これは参拝しなければなりません。

階段を上がると狛犬とお稲荷さん像の二段構えが。
イメージ 8
お社は思っていたよりちっちゃいものでした。

元々は秀吉が聚楽第にて所有していた神社だったようです。
名前の由来は、
時の天皇大変な出世をとげた秀吉にちなんで
付けたものなのだそうです。
想像以上にビッグな歴史のある神社でした。

これで私も偉大なるJapanese Kirigami Artist に出世です。
そういやこの頃、ぜんぜん作品つくってないなぁ(笑)

いやぁ~、本当にのんどりした風景だなぁ~。
イメージ 9


さらに三千院に向かって歩いていると、
わらぶき屋根の建物が!
イメージ 10
何かの歴史的建造物とかで保存されてるのかなぁ?
と思い、横を通ってみたら
普通に布団や洗濯ものが干してあって、
ガチで現役生活感まんさいでしたΣ(゚Д゚)
びっくりっ


いや、
そもそもかなり景色も浮世離れしているような?
イメージ 11
山のふもとの集落らしきものは
日本昔話実写版のようでなかなかの衝撃です。
あそこに濃密な人間関係が渦巻いているのでしょうか?
偏った妄想が止まりません…


山の上にポコンポコンと
お気楽な雲が(笑)
イメージ 12
限りなくのどかであります。


そうそう、
急に大原に行こう!となったいきさつですが、
前日の晩、
急に猛烈な眠気におそわれて
たまらず「ちょっぴり横になってみた」のです。
1~2時間横になれば
猛烈な眠気はたいてい去ります。

が、
気付くと7時間も寝ていたのでした・・・
朝になってからしょうがなく風呂に入り、
そしてふと思いついたのです。
『大原に行ってみよう。』と。

なんのこっちゃ(笑)


じょじょに観光地に近づいてきたようで、
店などが見えはじめました。

いい感じのお土産&喫茶店の建物です。
イメージ 13

屋根が苔むしていてかわいい。
イメージ 14


どうやら無事、三千院の参道にこれたようです。
イメージ 15
なかなかいい感じの風景です。

参道のお土産屋さんが連なっています。
イメージ 17
とってもいい感じです。
大原、想像以上にいい雰囲気です。


石垣などにこのような花がたくさん咲いていました。
イメージ 16
日本らしさと愛らしさを兼ね備えた
可憐な花です。


このお店の看板、
イメージ 18

上にむっちりと苔が生しています
イメージ 19
これを日本らしさと言わすして何と言おうものか?


さて、三千院の門前に到着しました。
イメージ 20


が、
おいしそうな漬物屋さんを見たせいか?
急激に空腹になったので、
どこかに腰かけて食事することにしました。

湯葉でも食べようかな?
それとも、
鍋にでもしようかなぁ?

なんてわけありません。
出世稲荷神社に参拝したばかりで
まだ出世していないので、
家から持ってきたおにぎりとお菓子をその辺で座って食べる
という『腰かける』です。


ちょっと行くといい感じのところがありました。
イメージ 21
橋の手前にベンチを見つけたので、
風景をごちそうに
朝の食べ残しごはん ⇒ おにぎり
を食することに。

目の前の木が大原の雰囲気満点です。
イメージ 22


よく見たら、木の幹全体に渦巻き模様が!
イメージ 23
なにゆえにそなたは渦巻くのか?
不思議な木であります。
ちょっと縄文土器を思い出しました。


さて、
貧しくも豊かな食事を終えて、
いよいよ三千院へ。
もし入場料が千円以上するなら入るのや~めよっと。
天皇陵だけ見て帰ったらいいや。
などと思いながら。