地主神社(じしゅじんじゃ)in 清水寺
『清水寺☆紅葉はまだです~ 』のつづきです。
清水寺内にある神社、
地主神社(じしゅじんじゃ)へも行きましたが、まぁここも人が多い。
清水寺自体も山を登って行った、ちょっと高い所にありますが、
この地主神社はさらに高い位置にあります。
私が地主神社を注目している理由は、
ここが縄文時代からの聖地だったと考えられている、
そのミステリアスさです。
説はいろいろとあるのでしょうが、
その中で注目すべきなのは、
この地主神社はその時代、湖に浮かぶ小さな島であり、
縄文人たちが聖地としていた・という説です。
京都市内が湖、あるいは海だったという説は
何故だかあまり信じられていないように思います。
この下の図のように、
それはせいぜい数万年前の話でしょ・というとらえられ方です。
しかし、私は弥生時代でも
水かさの多い時期などは市内ごと水の底だったと思うのです。
何故そう思うのかというと、
けっこう山を上がっていった所にあるのですが、
なんと!
玉依姫命は
船で大阪湾から入ってきて、そこから川をさかのぼって貴船に入ってきた
というじゃあないですか。
それを聞いた時は、
今のように川幅を確保されていない時代
まずは大阪から現在の京都市まで入ってくるのは困難だろうと。
そのうえ、
あの岩場をさやさやと少量の水が流れる貴船の川を
そもそも船(舟)が上がるのは無理だろうと、
思わず伝説のトンデモ加減に笑ってしまったものです。
が、後に、
古代、大阪から京都市にかけて海であったことを知り、
なるほど、それなら
のも可能だろうと、
意外に神話がトンデモではないことを認識したものです。
京都市の東北部だけですが、
縄文時代の遺跡が山や小高い丘の上に偏っているのが
下の図からもわかります。
海、あるいは湖、沼地の沿岸部に
縄文人の人たちは居住していたのでしょう。
なのでっ!
湖の中に浮かぶ小島であり、
当時からの聖地であったというのは、
『さもありなん』 と思うのです。私個人は。
空に遮るものの無い、高い所です。
さて、
その地主神社ですが、
階段を上がったところにいきなり大国主命さんであります。
に存在した出雲族の方だと思われますので、
縄文人が去った後、ここは
出雲族の聖地となったのかもしれません。
神社自体は、
「創建は奈良時代以前」とあるのみで、
神社が建つようになったのはいつからなのか分からないようです。
とにかく、数ある神社の中でも
非常に古くからのものであることだけはわかります。
完全に出雲族由来ですね。
そういえば、
市内でも特に高い愛宕山(あたごやま)という山があるのですが、
その山から見下ろす限りの土地に出雲族が住んでいた
という話を
「出雲寺」の住職さんに聞いたことがあります。
横の小さな空間に摂社があるのですが、
こちらも人だかりでした。
皆さん、恋愛成就したいのですねっ!
ちなみに、私はここに何度も来て手を合わせましたが、
いまだにその御利益にあずかっては居ません(笑)
でっかいうさぎのぬいぐるみが可愛い。
うさぎのイラストのお守りも可愛い。
絵馬の大国主命は若くてイケメン(笑)
ちなみに、お守りなどを売っている販売所の天井が
気合の入ったドラゴンです。
国民に幸あれかし!
うちでの小槌(こづち)を持っておられますね。
私以外は働き者な日本の国民です。
これだけ働いていて
みんなが豊かでないこと自体がおかしい。
たぶん、日本の富を横からちゅーちゅー吸い上げる
ヴァンパイアのストローを断ち切ったら、
国民はすぐにでも豊かになりますよ(笑)
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そのほか、
清水寺周辺で気になったこと。
清水の坂に入る手前の店に
ちなみに、信楽は京都ではなく、滋賀です(笑)
あまり知られていないようですが、
京都でせっせと商売しているのは
京都人ではなく、滋賀県人が多いのです。
商売けのない京都人がうかうかしている間に、
ぺんぺん草さえも枯渇させるすんごい近江商人がやって来て
京都ブランドを立ち上げる(笑)
清水の坂の所にあるお土産屋さんに
何故か変装マスクの数々。
ここもそうなのか(笑)
中央にはドドンと『たのむぞ安倍総理』マスクが
中国人と宇宙人(由紀夫?)に挟まれて鎮座。
微妙なラインナップのソフトクリーム。
ゆずしそミックスが気になる・・・
清水寺の門前の坂。
すごい角度でミニミニ戸建てが建ち並ぶ。
いくら慢性的土地不足の京都でも、
これはちょっとすごいなぁ。
景観に配慮した茶色いローソン。
そもそも、観光客相手の店が建ち並ぶ観光ルートど真ん中に
そこまでしてコンビニ作ることないのでは・・・?
そして、
清水の坂を下り、少し歩いていった所にある
安井金比羅宮。縁切りで有名な神社です。
写真左の、お札がたくさん貼られた石の穴をくぐると悪い縁が切れ、
さらに穴を逆からくぐりなおすことで良縁を呼び込むという
神社のアミューズメントです(笑)
しかし、
ここをくぐるのにも長い順番待ちの列が・・・
何度も来たことありますが、
こんなの初めてです。
このところの観光客の多さはすごいなぁ。
以上。清水寺と周辺リポート?でした。