オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡ syandery名でツイッターもあります☆そちらのメッセージ機能もご利用いただけます

イギリスは身分、アメリカはお金。



昨日はアメリカでトウモロコシが大統領に選出されましたね。
イメージ 1


ヒラリーは女に嫌われる女だから人気が無かったんだ、とか、
トランプがアメリカのTPP撤退を決めたら日本の独り勝ちだぜい♪
とか、まあ
あんまり私にはみんなが言ってる政治のことは分かりません。


というかそんなことより

私が気になっていたのは
娘さんのイヴァンカ・トランプさんです。
イメージ 2
右の青いドレスの女性がイヴァンカさんです。
トランプ氏の演説がニュースで取り上げられている時に
彼女をTVで目にした人は多いのではないかと思います。


はじめてトランプ氏と娘のイヴァンカ(以下敬称略)のことを知ったのは
何かの週刊誌に写真付きで取り上げられている記事を見た時です。
イメージ 3
ずいぶん昔のことなのでうろ覚えですが、
アメリカの不動産王トランプの娘が公の場に姿を現したんだけど、
いや~さすが。すごいブランドに身をかためてますよ。
(ブランド名)に、(ブランド名)、ポシェットはシャネルですね~」
みたいな感じの記事でした。

私はお子ちゃまだったので、
「シャネルのポシェット」の部分しかわかりませんでしたが(笑)
よくわからないけど
アメリカの大金持ちは子供にブランド物持たせてるんだな?
という印象とともに記憶に残りました。

イメージ 4
その後、
再び「不動産王トランプ」の名を目にしたのは、
下世話な週刊誌の1ページ。
美人で有名なトランプの奥さんが車に乗り込んだ際、
ミニスカートの中がたまたまパパラッチの写真に写ってしまった。
奥さんはノーパンにストッキングだったので
(変な意味で)その写真は話題になってしまい?

それを目にしたトランプ氏、激怒
離婚。

みたいな記事だったと記憶…
奥さんが悪いわけじゃないのに可哀想だなと思ったので
なんとなく頭に残ってました。


さて、
そのぐらいの時期(90年代)に
私は当時はやっていた世界のスーパーモデルにはまり、
まるまる世界のトップモデルばかりを取り上げる雑誌、
エル・トップモデルを買い集めていました。

オールカラーでページ数が少ないのに千円以上する、
なんだか高級な雑誌です。
取り上げられるモデルも真の世界的モデルばかりです。


その雑誌のある号に「世界的ブレイク必至の超期待モデル!」
みたいなコーナーがあって、なんとそこに、
Ivanka Trump の名が!あの大金持ちの子か!と。
イメージ 5
ピンクの丸の所がイヴァンカ・トランプの記事です。

ちっちゃい扱いに見えますが、バカにしちゃいけません。
同じページに掲載されている「期待の新人モデル」
今見ると全員、後の世界的トップモデルばかりです。

褐色の美女テレサ・ロレンコ(左)に、
イメージ 6
プラダやシャネルなどスーパーブランドのイメージモデルを務めた
エスター・ドゥ・ジョン(右)
私なら同じページに扱われたら逃亡必至の大物ばかり

さて、
記事の内容を見てみますと、なになに?
イメージ 7
14歳にしていきなり大手モデルエージェンシーと契約、
すぐさまファッション誌の権威VOGUEのグラビアを飾り、
しかも、
スーパーブランドのジャンニ・ヴェルサーチ
イヴァンカをニューヨーク・コレクションに起用するだと?!

何という超別格扱い…( ゚Д゚)

まず、よほど特別な美貌でもなければ
自分から「モデルになりたいんだけど」で、
大手モデルエージェンシーが契約するわけないし、
いきなりVOGUEのグラビアとか、
ヴェルサーチのランウェイに立てるとか、
ないない!(;゜Д゜)ありえない


何というファッション界の、
金持ちへの媚びのあからさま(笑)



さて、次の年の1997年。

イヴァンカ、再びエル・トップモデルのページに登場!
イメージ 8
その扱いはページの3分の2に拡大!
当時のワールドクラス・トップモデル3人の扱いを
3分の1に押しのけての快挙(笑)

ティエリー・ミュグレーのジュニア向けブランドMTMの
広告撮影風景だという。
イメージ 9
撮影はスティーヴン・マイゼルとかで、
これまたトップ中のトップフォトグラファー。
15歳にして何この往年のモデルばり貫禄は( ゚Д゚)スゴッ


ちなみに、
「その他のモデル」みたいにページの下に押しのけられたモデル、
イメージ 10
今でもトップを走り続けるモデル、アンバー・ヴァレッタ(左)と
80年代からすでにトップモデルだったエレイン・アーウィン(右)
どうやったらこの面子を押しのけられるのかあまりにも疑問…。


さらに!

同雑誌の「トップモデルたちの美しさの秘密を大公開!」のページに
世界のトップモデルとしてイヴァンカ様、堂々の登場!
イメージ 11
とんでもない面子の中に違和感なく登場する(?)
若干15歳の少女…!


ちなみに、この見開きに同格扱いで取り上げられているモデル、
ナジャ・アウアマンの並外れた美脚は
イメージ 12
20年以上たった今でも伝説のレベル。
(なんと、11等身!)


世界的トップモデルのように美しくなりたいあなたのために
イメージ 13
イヴァンカ様からの美の秘訣を等倍で貼っておきますね。
(5半~7時間しか睡眠がとれないほどのハードスケジュールという謎)

この時点で
(いきなり)SEVENTEENの表紙を飾った!という話と、
イメージ 14

ランウェイに出たことあります
イメージ 15
しか聞こえてこないんだが、忙しい1年だったんだろうか…



そして、

同年秋に発売されたエル・トップモデルに、

イヴァンカついにまるまる1ページで取り上げられる!!
イメージ 16


内容を見てみると、のっけから
イヴァンカ・トランプアメリカ人の億万長者の
イヴァナとドナルド・トランプの娘で、おそらく最もリッチで
最も幸せな少女だろう」
やっぱりまずは親の金持ちぶりから紹介されるのね。
イメージ 17
「エリートの社長であるモニーク・ピヤールが彼女を起用したのも、
Trumpというたった5文字でアメリカの神話をイメージさせることができる
彼女の名のせいだったという」
ばらしてるやん(笑)トランプの娘だから起用したって。

そういう親の七光り的注目の視線に落胆することなく、どころか
「モデルたちの間のライバル意識も、どこの世界にも存在することだ」
と言ってのけるイヴァンカのこの強さは
生まれながらの億万長者ゆえか、
または、
これがアメリカの「お金持ち」が享受できる特権意識なのか。


そして、
彼女はトランプの築いた礎の上で「女性実業家」となり、
結婚し、子供たちにも恵まれ、

そして、彼女は昨日、
ついにアメリカ大統領の娘となった。

これからどんなミラクル・サクセスを見せてくれるのだろう?
トランプ氏がアメリカの大統領になることで
日本にどんな影響があるのか?という社会の注目より、
気持ちいいほど分かりやすい娘の成り上がりぶりに注目している
アホな私です(笑)


……………………………………………


ちょうど、イヴァンカが
エル・トップモデルのまるまる1ページを飾ったその号、
カヴァーを飾ったのは
「女神のように美しいトップモデル」という概念を無視して
イヴァンカ以上にぐーいぐいとモデル界に登場した
ジョディ・キッドというイギリス人モデルでした。
イメージ 18
めいっぱい美しく化粧して画像修正しても
「え、この人がモデル?」
という疑問を持ったのは世界に私だけではあるまい(?)

彼女はガリガリのスタイルだったので、
「拒食症のモデルを起用するな!」
という社会のバッシングが沸き起こった。

それでも
ファッション界は世間の声などまるで聞こえないかのように
彼女を次々とファッション誌のエディトリアルに起用。
スーパーブランドのショーにもどんどん登場した。
最も権威のあるスーパーブランドのひとつでもある
シャネルのイメージモデルにすら起用された!(下写真左)
イメージ 19
同じように「モデル?」と当時の感覚では疑問符が付く、
だいぶ個性的なモデルたちが同時期イギリスから登場しました。
(右写真の左側、アイリス・パルマー。
右側、後のシャネルイメージモデル、ステラ・テナント)

彼女たち3人の共通点は、
イギリスの大貴族の娘であること。


アメリカの権威がお金なら、
イギリスの権威はいまだ「貴族」という身分なんだなと、
それは東の果ての私にも思い知らせてくれる現象でした。
そして、それに
世界のファッション界は分かりやすいぐらい媚びるのだなと知った
若きあの頃(笑)


しかし、
ステラ・テナントさんの実家はマジででかいなぁ~
イメージ 20
シャネルのウルトラ大御所デザイナー
「イギリスの貴族のお嬢様」とかに憧憬をおぼえるんだなぁ。


……………………………………………


その後もちょびちょび
イヴァンカは雑誌の表紙に出ることがあったようです。
イメージ 21
トランプ様の娘でも、やっぱ男性誌の表紙だと
ちょっとエッチなカッコしなきゃいけないんですね(笑)

次は「大統領の娘は元トップモデル!」
とかって雑誌の表紙飾ってくれるのかなぁ
ワクワク。