ちょっと不思議な話⑥☆真横に飛んできた
※注意・ややオカルティー。苦手な方はスルーしてね☆
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積極的に話すほどじゃないけど、
ちょっと不思議だったなあと思う体験談を書いてみるシリーズ
☆第6弾☆です。
●真横に飛んできた
小学生だった時の話です。
うちの家はリビングからトイレへの通り道として
キッチンを通り抜ける構造になっていました。
キッチンの片側が、半ば廊下のようなものだったのです。
いつもどおりキッチンを通り抜けていました。
が、
壁側に置かれている食器棚の前を通った瞬間、
棚の中からほぼ真横に、
シュッと何かが勢いよく飛び出してきたのです。
壁側に置かれている食器棚の前を通った瞬間、
棚の中からほぼ真横に、
シュッと何かが勢いよく飛び出してきたのです。
反射的にハッと頭を後ろにそらしたので、
それは私に激突せずに、鼻の前スレスレをかすめていき、
ガランガランガラーン
と、床に落ちました。
な…何が飛んできた?!
と、落ちたものを見てみると、
それは30㎝ぐらいの白い皿でした。
それは30㎝ぐらいの白い皿でした。
皿がありえない勢いで横に飛んできたことにも驚きましたが、
とりあえず割れなかったことに、子供としては安堵。
(お前割っただろと必ず親に責められますからね。)
それにしても、
どうして真横にお皿が飛び出してきたんだろう?
もしさけられなかったら、これが激突したのだろうかとヒヤリ。
お皿が飛び出してきた所を見てみると、
普通に同じ30㎝の皿が積まれている。
もしかして、
この落ちたお皿は中途半端に上に積まれていて、
私が通った瞬間、振動で落ちてきたのかも?
検証するように、落ちたお皿を拾い上げて
積まれたお皿の上に「危うい角度で」乗せようと試みました。
が、
もともとスタッキングできるように設計されたお皿だったので、
どう工夫しても危ういまま乗せることは無理だったのでした。
仮に奇跡的にグラグラに乗せられたとして、
しかし、
それならせいぜい斜め下に落下する程度でしょう。
あの真横に飛びだす勢いは、
いったい何?
私は何か得体のしれない力に危害を加えられようとしていた…?
(こめかみに重傷を負い、病院に運ばれる自分を想像してゾッ…)
そう思うと気味の悪さがモヤモヤと広がってきて、
(落ちたお皿も棚に戻したことだし、)
さっさとその場を、何事も無かったように去りました(笑)
人に言っても信じてもらえないと思ったので、
今までずっと誰にも話しませんでした。
これぞ「何だったんだろう」です。
何だったんでしょうね。
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これまでの『ちょっと不思議な話』