オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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皆既月食を(普通のデジカメで)追いかけて



27日の晩、
東の空にきれいな満月が出ていました。
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そうそう、そういえば今回の満月は
皆既月蝕なんだとか。
何時ごろに月蝕になるのかな~。


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月蝕の時間をPCで調べました。

が、

『東京から見える月蝕時間』しか書かれてない…
田舎はお呼びじゃないってことか?(笑)

とりあえず東京で、翌朝の
2時ぐらいから4時ぐらいとあったので
その辺りの時間で観てみることにしました。



そして午前2時。
自宅からも庭からも月が見えず、
ちょっと恥ずかしいけど
部屋着のままで少し外に移動してみました。

高い竹藪に阻まれてなかなか見えてこない月。
十字路に出たところで電線の隙間から月を発見。
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う~ん?
まだ普通に満月だよね。

てことで、
4時にもう一度観に来ることにしました。



さて、4時になりました。

パジャマ姿なんだけど、まだが暗いし
誰も見ていないからちょっとそこまで…と、
先ほど月を確認した十字路まで出ました。

こういう時に限って、
夜釣りから帰ってきた近所のおじさんとがっつりかち合う(笑)
パジャマスッピンでカメラの三脚を
おサルの籠屋のようにかついで夜道をコソコソ歩く姿は
かなりヤバイ人に見えたであろうな…

もういいんです。
なんかもう奥深く堂に入ったニートになって
人からの見え方がだんだんどうでもよく感じられてきてるんです。
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(これって進化だよね?)


で、
先ほどの十字路へ出たんですが、
月が見えない!


2時間のあいだに月の位置がだいぶ変わってしまったようです。
どうしよぉ~、
こんなかっこうのまま流石に遠出はあれでしょ。

このところの熱中症で頭もちょっと痛い。
ふと履いてきたつっかけもブカブカで歩きづらいし…
と、
あきらめて家に戻ろうとしたら、
まだ先ほどのおじさんがいて、
「車で通ってる時○○で月が見えた。○○まで行ったら見えるから」
とたきつけられるるる…


で、

こうなったら最後まで皆既月蝕を観てやろうじゃないかと、
いったん帰宅してパジャマの上から服を着(着替えない(笑))
月を追いかける気満々で出て来ました。

ほんじゃ、
はやいとこ自転車に乗っていこうかと
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サドルにまたがろうとしました。
あー…でも三脚が自転車のかごに入らない

三脚をかついで片手運転で・・・
と、一瞬思いましたが、この辺り
ものすごく坂の多いところでなおかつ道もガタガタです。
運動神経に自信のない私はやめておくことにしました…。


けっきょく月を求め、
三脚かついで歩くことになったのでした。



そして、
ようやく月の見えるポジションを発見。
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おっと、もう月蝕が始まってるじゃないかっ



もう半分ちょい陰になっています。
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刻々と、びみょ~~に影がまさっていきます。
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もうちょっとアップできれいに撮りたかったけど
まあこれが一般デジカメの限界です。


モードを変えて撮ってみました。
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これじゃ皆既月食というより普通のお月さんですね。



徐々に月蝕がすすんでいく・・・
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まああんまり変化分からないですよね。

これ、意外とじっと撮っているわけではなく、
刻々と月の位置が変わっていくので
カメラの場所をずらしなから撮ってたんです。


光がわずかになってきた。
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ここで困ったことが起き始めました。

いよいよ皆既月食という時に、
月が暗くなりすぎてカメラの画面で探せなくなってしまったのです。
写真では赤く明るく写ってますが、
実際の画面はほぼ真っ暗で、
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真っ暗なところをだいたいの感じで写してから、
撮れた写真を見て月の位置を探すのです。



いろんなモードで月を探し探し撮る…
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あ~いたいた。
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探している間に、月はだいぶ森のほうに近づいていました。


なんとか大きめに撮れたやつを
フォトショで拡大してみました。
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もうこの段階では肉眼でも見えなくなってきていました。
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そしてまたしても困ったことが起きてしまいました。

ついに月蝕!
という時に、
月が森の後ろに隠れ始めたのです。

もうカメラをどう移動しても撮れません。


うう~~~、くっそ~こんな時に~~


しょうがなく、
月の見える所を求めてガーッと慌てて移動しました。


それはもうけっこう大通りに出てまして、
田舎のひっそりした明け方の道路わきに
スッピン部屋着もどきの怪しい女がカメラを構えて独り。
よく考えたら髪もボサボサのままです。
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魚や畑を扱う朝早いお仕事の方々はもう
ラクターで出て来ていまして。
私は何も気づいていないふうをよそおい、
自分が空気になったイメージで
三脚にはりついてファインダーをのぞきこんでいました。


な・なんとか見つけた・・・
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これはたぶん皆既月蝕になってますよね?

周りもだんだん明るくなり始めており、
暗くなっていく月が
ますます見えにくくなっていく皮肉。



困ったことに、
また移動していく月が森の木々の後ろに隠れはじめ・・・
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また移動です。

もうずいぶん周りは明るくなってきました。

おっと~、
まさかこんな明るくなるとは思ってなかったわ。
部屋着・オン・パジャマのこっぴどい姿が
車通りの多い道でかなりあらわになっておりました。



電線に遮られないところを探しているうちにすっかり明るみ、イメージ 20
もはや遠~い空の向こうに
ぼや~んとした赤っぽものが見えるのみに。



もう見えないって。
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その後、もう完全に見えなくなったのでした。

え、
皆既月蝕ってまた徐々に月明かりが見えてくる
イベントがあるんじゃなかったの?




まさか、
皆既月蝕を追いかけた結末が
「明るくなって見えなくなりました~」だったとは。
何事も経験してみなければ分からないものです。


ファインダーを夢中で覗いていた時は
勢いで誤魔化せていた頭痛も、
事が終わるとどよ~~~んとぶりかえしてくるのでした。

あ~疲れた。
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誰にも求められてないのに
必死こいてたいしたことない写真を撮りに出る。
それがニート

今日も元気に生きてます。