ホーランエンヤ2019☆馬潟船☆10年に一度の祭り
今回の写真と動画は馬潟(まかた)船です。
タイトルには「10年に一度」としていますが、
正しくは10年から12年に一度なので、
次に見られるのは12年後かも?
選手で舞を披露する剣櫂(けんがい)、
大海崎、福富、大井、矢田、馬潟それぞれの船の
剣櫂を見比べてみると、衣装の個性の違いが見てとれます。
各船に2~3人の剣櫂が乗っていて、交代で舞っておられました。
長い川のルートを何時間もかけて、
橋から橋までそれぞれ3周ずつ回る大変体力のいるものなので、
2~3人交代でも相当大変だと思われます。
この日は風がやや強く、
揺れる船上で舞うのは厳しかったそうです。
揺れるところで立つのは足腰に力がいりますよね。
船が目の前を通る1週目・2週目は写真と動画を撮るのに必死で
踊りを観察する余裕はなかったのですが(汗)
3周目は動画を撮るのをやめてファインダー越しに船団を見ていました。
その時ようやく気付いたのですが、
馬潟船にひときわ舞の上手い剣櫂さんがおられた印象が残っています。
上の写真の方ではないかと思うのですが、
舞いの要所要所のポーズがキレイにピタッと決まっていて、
それでいて全体の流れが美しいんです。
あと、えもいわれぬ<雰囲気>。
フィギュアで言うと、高橋大輔さんが舞い始めると
他の人とは<何かが違う魅力>にスゴイなって感じるんですけど、
それに類するものを感じたのでした。
これはもう、才能の領域ですね。
今後も何か舞う・演じることを続けていかれたらと思います。
全体的に馬潟船の方々は舞がひときわ上手かった記憶。
船上の上は色彩の洪水のよう。
しかし、元はもっと素朴な祭り(神事)だったそうです。
何時間も掛け声をかけながらこぎ続けるのもかなりの重労働ですね。
昔は素朴だった船が華やかになったきっかけには
この馬潟が関係しているようです。
1808年の祭りの際、天候が悪く船が転覆しそうになっていたそうです。
そこへ馬潟村の漁師さんたちが船を出し、御神船に綱を結んで
出雲郷までけん引して差し上げたとのこと。
(当初の御神船こんな感じだったのかな?↓)
その後、
大海崎、福富、大井、矢田の船も加わっていき、
今の豪華な船団になったとのことです。
笑顔。(采振さんがややフリーザ様(笑))
馬潟船の動画はこちら↓
ホーランエンヤ2019 櫂伝馬踊披露 馬潟船 10年に一度の祭り
(デジカメクオリティーです・すみません)
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ところで、
祭り(神事)の背景は川沿いに建つマンションやビルだったりします。
なんか不思議な感じですね。
マンションの住人は自宅から祭り見物。
階段の踊り場にまで人が上って観ています(笑)
今回の祭りの残念部分はこれですね。
祭りの背景として見えるところに、一気にお祭り気分から
現実感に引き戻す宣伝の数々。
10年に一度のことなので、
看板の上から布を垂らすなど景観に気を使って損はないと思ふ…
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スマホのカメラでも撮ってみましたが、この残念さ。
曇り空で、見物日和ではあったのですが、
カメラ日和ではなかったんですよね~。
明日、
あだかや神社から松江城まで、御霊を乗せた船が
川を戻っていくので、またこれらの船団が見られます。
明日はお天気がいいんじゃないかと思います。
たぶんカメラ日和です。