オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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宇宙の誕生も、一つの受精卵の誕生も同じという話

 
 
注・今日もオカルティー寄り!
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10年ぶりぐらいに映画を観に行ってきました。
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アニメーション映画の『海獣の子供』という、
題名だけ聞くとなんか興味をそそらない映画です。

いつも首コリが酷いので
映画館で2時間じっとするなんて拷問、御免です。



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Lemon が大ヒットし、
今を時めくミュージシャン、米津玄師さん。
新しい音楽には疎い私ですが、そんな私でも
Youtubeでふと楽曲を聞いた時、
「天才が現れた!」とおもいました。
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宇多田ヒカルさんが現れた時の感じに似てるような。
(宇多田さん以降 J-popは変わったように思います)

しかし、正直
歌唱力はすごいと思っていても楽曲には興味ありませんでした。
なのでLemon以外聴いたことはなかったのですが、
Youtubeのおススメで出てきた『海の幽霊』を、
何の気無しに聞くと、
これが良かった
この曲は映画『海獣の子供』のテーマソングとのことで、
なるほど、この不思議なアニメ映像は映画のものだったんだなと。
ふむふむ、
この映画は今やってるのかな?
と調べると、
松江は11日で上映終了。一日1放映のみ

えええ~~、もう終わっちゃう?
こりゃ大変、迷ってる暇はないわ。
明日なんとか観に行けるかな?

ということで、慌てて観に行っちゃいました

よく考えたら、すごく観たくて観に行ったわけじゃなかったような?
「期間限定」と書いてあったら
そんなに食べたくなくても買っちゃうお菓子
みたいな現象を起こしちゃったというか(笑)



まあでも
これは映画館で観たほうがいい映画といえると思います。
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美しくダイナミックな映像美は大画面かつ、
映画館のサウンドで”体感”した方が良いよね?

ってことで

美しい映像と音楽を堪能することを楽しみにホールへ向かいました。
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(人少なっ!)

しかし
そんな軽い気持ちは「私が間違ってました」と反省せざるを得ないほど
映画のテーマは超深いものなのでした。



✨⭐️ネタバレですが✨⭐️

壮大な宇宙の誕生も、
ひとりの人間(いち生命)の誕生も同じである
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たぶんこれが、
この映画の訴えかけていることだと思います。


私は映画を観ながら
手塚治虫先生の「火の鳥」のことを思い出しました。
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『大きな宇宙の構造も、小さな細胞を形作る極小の構造も、
同じ構造をしている』

ということを
手塚先生は漫画内でわかりやすく描いておられたのでした。
その内容については
以前に記事内に取り上げたこともあります


素粒子の構造を見に行ったら、
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太陽を取り巻く惑星と同じ構造だった。イメージ 9
 
そして、
今度は宇宙を俯瞰して見て見たら、
それも素粒子と同じ構造だった。
そしてその宇宙が集まって出来たコスモゾーンもまた…


という、怖いながらも
宇宙と生命の構造の不思議を思い知らされる内容です。

これを先に読んでいたので、
この難解な映画の内容がスッと入ってきた感じでした。


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宇宙誕生の『まつり』にその命が向かって行く二人の野生児と
そのまつりに立ち会うことになる主人公。

野生児と過ごすうちに、
主人公が自然から感覚的に情報をとったり、
また、
自然の摂理を理解していく様を、この上映の短時間で
視聴者にも体感させていく映画のすごさよ。
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主人公が、パッと見ただけでその生命がどれだけ生きてきたのか、
どういうふうに見たり感じたりしてきたのかが分かる。
という非常に感覚的なシーンがあるのですが、
たぶんその感覚は
人間以外の多くの生命がもっている感覚で
きっとそれを体験させてくれている。



スピリチュアル的にいうと、
全ての生命は深窓の無意識界でつながっていて、
全ての生命は体験や感覚を共有している。

人間はちょっと変わった生き物だから
顕在意識の時はそれを感じられずにいるので、
自分は一つの孤立した生命だと思っている。
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つまり、他の生命や地球、宇宙との一体感がない。


世の中にはたまに、
動物や植物、岩石などの意識や感情を理解する人がいますが、
植物の気持ちが感覚的に分かる人が言うには、
植物たちは、
個別の意識を持ちながらも
全ての植物たちとの共通意識も持っているのだそうです。
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「あそこの家で飼われるとすぐに枯らされるから嫌だね~」
とか、
「収穫されたのに、食べ残された。悲しい。」
とか、
他の植物たちの状況が分かり、また共有しているのだそう。

無駄に食材を買って、
腐らせて捨てちゃうことの無いよう気を付けましょう
(´ω`;)



まあそういう感じで、
きっとあらゆる生きものたちは共通意識を持っていて、
話さずとも自然のことや相手の状態が分かるのだと思われます。

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『海は塊だから、その間に入ると速く泳げるんだ』
みたいなシーンがあって、
野生児君は海の塊と塊の隙間を感覚的に察知して、
その間をギュイーーンと滑るように泳いでいく。

きっと動物や昆虫も、
何かそういう自然の摂理を生まれながらに知っていて、
空を飛んだり水中を泳いだりしているのではないかと、
なんかそんな気持ちになりました。
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また

映画館には地球、あるいは宇宙の鼓動のような
ドクン・ドクンという地鳴りのようなサウンドが時おり響いて、
なんか自分も地球の鼓動を感じて生きる、
地球の一員のような気にもなりました。
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私の不整脈も反応して、ドクンとなりました(笑)
私も宇宙の一部なら、謎の不整脈も宇宙の一部なんでしょうか。


映画はそうやって少しずつ
視聴者に自然と一体になる感覚を理解させ?
いよいよ主人公を通じて
宇宙の誕生を体感するというクライマックスへ。

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宇宙の誕生が始まるとき、
それを察知して海の生物たちの大移動が始まり、
また、
水族館のイルカや魚たちにも異変が起こる。
人間たちは何が起こっているのか分からず、
その生物たちの異常になすすべがない。


地震が起こる前兆とかに動物がいつもと違う行動になって、

人間が???となる感じになんか似ていますね。

 




隕石を飲み込んでしまい、
図らずも新しい宇宙の核になってしまった主人公の体に
怒涛の異変が起こる。
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このまま体は失われて死にゆくのか?
となった時に、
しかし強い意思で宇宙の誕生を「見届けたい!」と願い、
宇宙創成の激しいうねりが始まる。
(見届けたい ⇒ 生きたい・生まれたい、という意味だと思われる)


生命の核となった?主人公の元に、
(地球?宇宙?)と同化した野生児君が現れる。
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宇宙創成の激しいエネルギー(主人公)の中に分け入ってくる野生児君。

そしてエネルギーは分裂していき、

次々と新しい銀河が創生されていく。

 


そう、その宇宙の創世は同時に、
卵に精子が入り込み、細胞分裂を繰り返しながら
ものすごいエネルギーで成長する受精卵でもあるのだった…
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なんと
宇宙が誕生する過程と生命が始まる受精卵の過程は
同じなのであった!
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「宇宙が誕生する」というとてつもない壮大なエネルギー。
それは、
一つの生命が誕生する、そのエネルギーと同じなのだ、
と。

女性の体の中で密かに起こっている生命の発芽。
そこでは
宇宙の誕生と同じだけの規模のエネルギーが起こっている。
うん。なんかそのすごさが分かるような気がした。


胎児の成長の過程は、
人間がたどった生命の全ての過程、つまり、
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海の生物だった時代を経て、両生類となって、
そして哺乳類となって、人間の形になっていく…んだっけ?

とにかく、何億年もの壮大な進化の過程を
胎児は数カ月の間に猛烈な勢いでたどっていく。
それはきっとすごいエネルギーなんだろう。
宇宙や生命が創生されるそのエネルギーと同じように…


いやぁ~、つくづく
子どもを持つというすごい体験をできなかったことが
残念だったなあと思いましたね。
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宇宙が創生されるがごとく
わが身で生命を創生する体験を出来なかったんだから、
もったいないなぁ~と(笑)

まあ、自分が受精卵だったころに
宇宙が創生されるほどのエネルギーで細胞分裂していた、
ということでもあるけれど…


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(無数の銀河になった野生児君からバラバラと飛び散っていく銀河。
ビッグバンですね。)

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宇宙がどうやって誕生するのか、
まだ現代では正しく把握できていないのでしょう。
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でもなんか、
一生命の誕生と宇宙の誕生が同じだという考えは
感覚的に理解できる気がします。

命が誕生する。
それは宇宙が生まれることと同じぐらいすごいことなんだ、と。




小さな小さな素粒子の世界も、
壮大無比な宇宙も、基本、構造は同じ。
これは手塚先生の創作ではなくて(笑)
本当のことなんですよね。
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オカルティーな話になりますが、
古代の人は自然の構造と宇宙の構造が同じであることを知っていた。
だから、
自然を理解することで宇宙を理解していた、
という話があります。

しめ縄が、DNAの二重らせん構造を、
現世と神域二つの世界と隔たりを、
そして、
二つの異なるものが合わさることで新しいものをつくることを
(男神と女神の交わり)
あらわしていたという説があります。
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それは、宇宙の構造を
古代人は直感的に感じとっていたからなんだとか。
野生の感覚を持っていた時代の人は、
実は現代人よりも宇宙というものを
自然とのつながりから察して理解していたのかも(?)


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今日も庭で、
小さな植物の芽がたくさん芽吹く。
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それはたくさんの宇宙が誕生することと
同じことなのかも知れない。


この地球上ではそこかしこで
無数の命が今この瞬間も芽吹いている。
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それは宇宙誕生のエネルギーが
地球上に満ちているということだろうか。


地球とは、
ものすごくダイナミックな生命に満ち溢れた
惑星ではないだろうか?


とか、
なんかいろいろ考えさせられます。


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そうそう

米津玄師さんの『海の幽霊』はエンディングで流れました。
エンディングが流れたからといって、
誰も席を立つ様子はありませんでした。
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それで正解!

エンディングの後にもまだ大事な物語の続きがあります。

そう。
怒涛の宇宙誕生の「まつり」が終わって数か月後、
産声と共に赤ん坊が誕生します。
(主人公の宇宙を見届けたい!という意思 ⇒ 生まれたい!という
新しい生命の決意にリンクしてるかな)
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物語の冒頭でいがみ合った仲の悪い同級生が
主人公の前にふと現れます。

しかし、
主人公は気付きます。

その不仲な人は、自分が大好きな人達と一緒なんだと


ここでまたオカルティーな解説が必要になりますが、
The Oneという全ての「大元」は、
自分しかいなかったから自分というものが分からなかった。
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そこで、
自分が何者であるかを理解するために細かく分裂し、
宇宙を、そして生命をつくった。

生命が個別になることで生命同士が接触し、
「経験」を重ね、拡大していく。

これが全ての宇宙の始まりなんだという。

つまり、
生命の大元は一つなのだから、
全ての生命は自分であり、また、自分は全てなのだ、
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というわけです。
無数に膨らんだ生命の全ては、
いつかまた一つに収れんされていくのだとか。

だから嫌いなあいつも、大好きなあの人も同じで、
また、自分自身だというわけです。
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まあ、本当に深い映画だと思いました、はい。

けっこうオカルティー知識が必要ですね。
そういうのに興味がない人は「?」だったかも知れません。
逆に、
オカルティー好きの人にはぜひ観てもらいたい
けれど、
おおかたの上映は明日で終わるみたいですね~
もうちょっと早くお知らせしたかった…

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映画館でリアルに体感できないのは残念ですが、
また、DVDやテレビ放送で
機会があったら観てもらいたいなぁと思いました。

 



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ところでこれは

日本だからこそできたアニメ映画なのではという思いもあります。



結論的に、
全ての宇宙は自分の中にある、ということを示唆している
物語だということで、
それは、
神は自分の外にではなく、内にあるということでもある、と。

オカルティー界の基本の考え方ですね。
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(聖闘士星矢ロストキャンバス。日本の漫画の偉大さが身に染みるっ!)


今現在のおおかたの宗教は
外に見出した「神」を崇め、拝んでいるのではと思います。
それを真剣にやっている人たちも多いわけで、
そういう関係で、
「宇宙は、神は自分の中にあるんだ」
なんていう作品を思いのままに作れない国もあるわけで。
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八百万の神々の国・ニッポンだからこそ
作れる作品であるなと思いました。


私の記憶が正しければ、
イエス・キリストブッダも神は人の中にある的なことを
教えていたように思います。
だから、
偶像を崇拝してはいけない(外に神をつくってはいけない)
と言っていたのでしょう。
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しかし結局、人はキリスト像や仏像をつくってしまった。
人間の苦しい歴史の中で、生きることが辛すぎて、
目に見えるものに拠りどころを作らずにはいられなかった。
その心情を、
誰も叱ることはできないだろう…

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それでもたぶん、
これから人々は徐々に自分の内にある宇宙と
完全なるものに気付いて、
地球の鼓動を感じながら宇宙の一員として生きる道へ
シフトしていくんじゃないかと思ふ…
(死を体験して宇宙空間まで飛んだ経験のある木内鶴彦氏は
地球は生き物だと感じ、心地よい地球の鼓動を聞いたのだそうです)




等々、

なんか妙に考えさせられる、
オカルティー度数高めの映画でありました。
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オカルティーじゃない人も、映像美を堪能できる作品なので
機会があればご覧になって下さい。

それにしても、
これだけの作品があまり知られないまま上映も終わってしまうなんて
何だかもったいないですねー。
この世に出るのが早すぎたんでしょうか…


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なお、
私が観たのは映画1度のみです。(記憶力も絶望レベル)
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原作の漫画はもっと深いそうなので、
解釈がずてたらごめんなさい✨⭐️