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熱田神宮のお清水さん、開花。

それは2010年10月のことでありました。

名古屋旅行で熱田神宮へ行き、ふと、御本殿の裏へ回った時のことです。表の賑わいから一転、誰も居ない静かな空間となり、そこでひっそりとたたずむ清水社を見つけました。(当時の記事はこちら)

ちょっと旅行当時の清水社の写真を探したのですが、一枚もありません。ネットで調べてみると、熱田神宮の裏の敷地は写真撮影一切禁止とのこと、それで1枚も撮ってなかったんですね。

その裏の敷地にある清水社には四角く石垣に囲まれた水場がありまして、その水場の中ほどに三角の石があるのです。

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なんとその石が、あの世界三大美女に数え上げられている楊貴妃(ようきひ)のお墓だというんですね。「何で中国の人物のお墓がこんな所に?」と思いますよね。

その解説というのがなかなかにファンタジックであんぐりした記憶。

もう9年も前の記憶なのでややあいまいですが、こんな感じのいきさつだったと思います

 

700年代?中国大陸にあった唐の国が日本へ進出しようとしていることを察知した神様が、それを阻止すべく唐へと飛んで行きました。

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それは唐の皇帝をメロメロにして懐柔しようという「絶世の美女作戦」でした。

そう、日本の神様は楊貴妃となって皇帝の元へ向かったわけですね。

 

楊貴妃で画像検索するとまあ、おのおのに考えられる限りの美女を描いたり、女優を美しく着飾らせたり。

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ええ、しかしですね。

当時と現在の美女感は大きく異なります。

あるいは、玄宗皇帝の好みの問題だったかもしれませんが、

 

実は楊貴妃豊満ムチムチボディだったという・・・(おデブ)

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晴れて?玄宗皇帝好みのムチムチ美女となって皇帝をメロメロにし、国を傾かせることに成功。

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用事を果たした日本の神様は再び日本へ舞い戻ったという。

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その神様のおさまった地が、熱田神宮境内の清水社の池なのだという。

(たしかそんな話だったと思ふ(笑))

 

楊貴妃は実は殺されておらず、日本へ逃げのびた伝説も確かありますね。

実際、大陸や半島では戦いに負けて新しい国が入ると、前の国の人間は徹底的に粛清されたわけで、国を追われた人は逃げに逃げ、海の向こうの果て・日本まで逃げのびてきたということは多々あったようです。古代漢民族の遺伝子を持つ人が現在の中国大陸にはおらず(福建省の一部には居るらしい)、台湾や日本には居るというのがその証左かも知れません。

 清水社の物語の元になったような、「あの人、海の向こうでは偉いさんの妃だったらしいよ?」みたいな人が実際に居て、後世、楊貴妃の伝説と重ねて考えられたとか、なんかありそうです。

 

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とりあえず、私は誰も居ない静かなその水場の前に座って、しばしボ~ッとしておりました。すると目の前に『とっぽ~~~ん』と音を立てて何かが水の中に落ちてきたのです。すぐ横にあったひしゃくでそれをすくい取ってみますと、なんか木の種?らしきものでした。

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あまりにもタイミングよく目の前に落ちてきたので、これはきっと神様にもらったのだろうと思い、その種をリュックに入れて持ち帰りました。種には、地元の人が清水社のことを親しみを込めて呼んでいるという「お清水さん」の名を付けました。

 

その種に水苔にまいて発芽を待つこと、これまた長かったこと。

もう駄目だったのかと諦めていたころ、ようやく発芽したのでした。

その時の記事がこちらなんと、種を拾ったのが2010年10月で、発芽したのは2011年の9月だったのでした。

 

その時の記事の漫画を抜粋します↓

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その後、非常に緩やかに成長していったお清水さん

2014年になってもこの小ささ(手前)。他の植物たちに圧されている感じです。

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2016年、京都からなんとかこちらまで持ってくることが出来ました。

まだまだ細く小さなお清水さん

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2016年、もうちょっと大きな鉢に植え替えてあげて、ちょっぴり葉の勢いがついた?

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2017年、だいぶ大きくなってきました。

発芽して6年もたってるんだから、そろそろ花でも咲くかと思っていましたが、相変わらず葉っぱばかり。何の木かすらも分かりません。もしかして花の咲かない木かも。

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2017年の冬。大雪にみまわれるお清水さん。なんとか寒さにも耐えて生きのびる。

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2018年も雪に耐えました。この年、ちょっとつぼみっぽいものが付いたと思ったので期待していましたが、それは単に葉っぱの新芽が丸まっていたものでした。

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そして2019年になりました。

何度か根を切る虫に襲われて葉っぱも黄色くなったりで、死線をさまよったお清水さんですが、2度にわたる根っこの掃除に耐えて、葉も緑に元気になってきました。

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むむっ、これはつぼみなのでは?

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そして昨日、ついに赤い花が咲きました。

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普通にヤブツバキですね~。

でも種から育てて9年2カ月。ようやく花を咲かせたお清水さんを見て「ういやつよ」と、楊貴妃を愛おしむ玄宗のような気分になりました。

 

さて、

「美人の神様」であるお清水さんからもらった木に花が咲いたのです。

ついに私もその御神得を受けて美人になってしまうかもしれません!

いよいよ人生初のモテ期がくるか?

来年が楽しみです(笑)

 

(うろ覚えのお清水さんストーリーが間違ってたらすみません)

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