④GUCCIマジですか…意外な方向転換&めくるめくダサ世界
2015年のデザイナーの交代と共に、ついにダサさ爆発した新生GUCCI。
ダサいものを着こなすというスリリングさがウケて(?)売り上げを伸ばす順調なGUCCI。
しかし…
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足し算の美学で(?)色柄の洪水となった2018年のGUCCIから、翌年の2019年。
なんだろう、この新たな展開(笑) より非日常的に悪目立つ着こなしの提案です。
ショーで披露されたファッションを見ても、ヤバさ極まる『異様の美学』。
いやぁ~、ますます一般ピーポーの着こなせない雰囲気になってきましたね。
どこの惑星かな?GUCCIってどこかの星の名前だっけ?
が!
2019-2020年辺りから意外な方向へとGUCCIの梶はきられてゆくのでした。
その方向はというと…
なんか普通の服になってないか?という…
破れたデニムと普通ぽいトップスの組合わせなんて、貧乏で自然にデニムが破れちゃっていた在りし日の自分と何も変わりない着こなしです(笑)
どうしたんだ新生GUCCI!もっと未来的ダサさで頑張れよ!と、叱咤激励したくなるこの心境は何だろう(笑)
いつの間にかGUCCIのダサさになれて、やがてワクワクするようなダサさに期待するようになっていたようです。それが普通に寄っていくと、なんと物足りないことであろう…
これとか、昭和の普通の日本の女の子やん・・・
キャンペーンもナチュラル志向になって、どうしちゃったんだと。
あぁ、でも、
一方では着こなせそうもないヤバさもちゃんと健在で安心しました。
なんだかえもいわれぬヤバさです。まとう人を「もしかして血が青いのでは」と思わせる怪しさ満点の服は、もはやダサいの域も超えたように見えます。
GUCCI Resortの力強い突き抜け方も素晴らしいので、画像を貼っておきます。
これが2020年までのGUCCIの奇蹟です。
高級感ある大人の女のブランドから、NYのクールさを体現するカッコいいブランドとなり、その後、世の不景気と少女趣味に揺らぐ年月を経て、奇抜なダサさで若者に支持されるようになった。と思ったら、なぜか普通の服になりはじめる(しかし一方では奇抜さが極まる)という流れでしょうか。
さて、今後のGUCCIはどんな変化を見せてくれるのでしょう?
ちょっと久々に、ファッション誌をチェックしたくなってきました。
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ところで、
新生GUCCIの画像を検索しているうちに、めくるめくダサ世界へといざなわれ、それがなかなか愉快だったので、ここにいくつかの画像をUPしようと思います。
ダサファッションの基本、奇抜なTシャツ。大阪に居た頃はバカT(アホな絵や文字のTシャツ)が一部の変わりものに流行っていたので結構着ていましたが、その頃をちょっと思い出します。
ディズニーとコラボという、ハイブランドならぬ俗っぽさがたまらなくダサくて違う意味で目新しい。
はおり物もバッチリ着こなしにくい個性派柄。横須賀ジャンパーという日本人には時代錯誤でより難易度の高い物も、海外ではクールなファッションなのでしょうか?
着合わせに困るインパクト物も目白押し。春画柄も採用されていて(☆に注目)GUCCIの日本愛を感じます。
特に強調しておきたいのが、GUCCIのニットの素晴らしきダサさ。もう色使いが普通の着こなしを許さぬ構えです。
「インド人もびっくり柄ニット」があまりにも新鮮。
たった一枚でえづくるしい色の洪水が完成。
このニットは銀行強盗御用達なのかな?
目にうるさいGUCCIのジャージも近年の新トレンド(?)。
「価格は170640円と、GUCCIにしてはお求めやすい価格帯」17万円がお求め安い価格帯だと??しかもトップスの方だけの値段…。このダサイコーディネイトを完成させるために上下セットで買い求めたらいったいいくらになるんだ?
というか、大金出して自らダサくなるというブランドの魔力の不思議。
そう、
猛烈にダサいというのに、無駄に高級品。それがGUCCIのクールさ。
小物のダサさも目を引きます。
スーパーの上のテナントに入ってる雑貨屋さんの500円の時計じゃないことを証明するために、お値段も付け加えておきました。お買い物の参照までに。
EGG。たまご…。ちょっとばかしUFOになってるけど、このハイブランド商品を身に付ける 馬鹿らしさ 勇気…
シグネチャーもえらいことになってます。ただでさえ目にうるさくてブランドでござ~いの主張が時にウザさを醸し出すシグネチャー。それにダサい柄やワッペンをてんこもり貼りつける激ウザさが新しい。
愛する人からのプロポーズに、差し出されたリングがこれだったなら…爆笑になるか一気にすべてが瓦解するかのどちらかでありましょう・・・
これでも一応145200円だそうです。
キーリングの驚くべきダサさも期待を裏切っていません。
てか、鳥が上念司さんのキャラクターのスミスに見えてしょうがない(笑)
スミスのマグカップなら、なんとか手の出るお値段です。
限りなくクールでカッコよかったGUCCIのシューズ。
の、最近のはっちゃけぶり。
ネット界でも話題になったアヘ顔犬のシリーズ。これらを身に付けている人が30m先に居ても、目の悪い私でも釘付けになれる自信があります。
新生GUCCI、めくるめくダサバッグの世界からもう目が離せない!
これでもあなたの家の家賃ぐらいの価格はするんですよ、あしからず。
関係ないけど、
この犬の顔がなんとなくキングダムの騰(とう)に見えるのは何故だろう…
以上。GUCCIのめくるめく、魅惑のダサ世界でした。なんかダサい服着たくなってきた✨⭐️
(やっぱこれが最強でしょう)
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ちなみに、
MSGMというブランドの2019年のコレクションにも、日本の漫画プリントの服が登場していたようです。
クールなジャパンに生まれて、私は幸せです(笑)
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