③GUCCIマジですか… 新生ダサGUCCIの新たなる扉
GUCCIのソリッドなカッコいい時代「①」から迷走のつづいた時代「②」を経て、ついにダサさの片鱗が見え始めた2014年…からの続きです。
2014年 ついにダサGUCCIが始まる・・・
2015年 一見、クラシカルなGUCCIらしさを失わずに居たのかと思いましたが、
ありゃ~…なんだろう、このハイブランドが原宿系になっちゃったみたいな変化は…
メンズのダサさ、来ました。NYのリッチマンを想起させるあの昔のGUCCIのソリッドな雰囲気はどこへやら。一歩間違えたらダサオタになりかねない危ういセンスに転身。
広告もずいぶん可愛らしくなったんだなと、時代を感じずにはいられません。あの危険なまでの色香と危うさを漂わせていたピンヒールは、太くて低い安定感あるヒールに。
どうやらGUCCIのデザイナーはこの年にアレッサンドロ・ミケーレ氏に変わっていたようです。ミケーレよ、そなたがダサGUCCIの仕掛け人だったのだな…(꒪⌓꒪)
そして2016年。ミケーレGUCCIのダサさが止まらない(笑) はおってるジャンパーは昭和のツッパリ文化・横須賀ジャンパーだよね?、まさか日本のヤンキー趣味がGUCCIに取り入れられるとは(笑)
もう早くもGUCCIの過去を思い出せないほどダサさ爆発!
もはやそのダサさは威圧感レベル(笑) 迫ってくるわぁ~。
ルックス抜群のモデルが着てもこのもっささだからなぁ…。一般人が着たら混雑の街角も、モーセ出エジプトの奇跡みたいに人々がサーーッと避けて道が出来そうです。
どんなシチュエーションのパーティーに着て行けばいいんでしょうねぇ…下手に披露宴に着て行ったりしたら新郎新婦もかすませてしまいそうです。いろんな意味で。
GUCCIの20年前、10年前と並べてみました。
20年前の印象でGUCCIを捉えていた私の、新生GUCCIを見たときの驚きを察していただけるでしょうか…
2017年 もうGUCCIの独創性が止まらない。ファッションのあらゆるルールやエレガンスは無用の長物よと。それにしても、老舗のGUCCIが長年守ってきたクラシカルな雰囲気をかなぐり捨てたのは、かなり勇気の要ったことでしょう。
GUCCIのクルーズラインも容赦ないド派手さと得も言われぬダサさ・・・
こういうの見ると、GUCCIは本気で一昔前の日本のダサオタやコスプレ趣味の人たちを参考にしたんじゃないかと思えてきます。いや、もしかしてようやくオタクに時代が追い付いてきたのかな。
無駄を極限まで削ったあの頃のGUCCIのシンプル美から一転、エグイほどの色彩と柄の足し算にびびります。
いやぁ、本当に変わりましたねぇ…
ところで、
GUCCI、こんなに変わっちゃって売り上げ大丈夫?とちょっと老婆心ながら心配になっていたのですが、なんと、むしろこのダサい新生ミケーレGUCCIになって、売り上げはグングン上がっているのだそうです(ㅇㅁㅇ;)
アメリカの若者にとっては特にINのようでして、ブランドロゴがどーん!の成金趣味丸出しなダサアイテムを着こなすなど、むしろセンスを問われる難しさにファッション・ピープルは萌え萌えしているのだとか(笑)
いやぁ~、まさかそんなハイブランドの売り方があったとはねぇ。GUCCIの先見の明のある転身、恐るべし。
そして2018年、ついにあの少女漫画コラボのニット出現。
この年に『つづくのリュック』などが発売されたわけですね。
ちなみに、ビバ!バレーボールのコートやダウンも発見してしまいました。
百万円に迫る価格に驚きつつも、「小栗旬着用」の文字にも驚かされる(笑) 小栗さんまさかプライベートで百万出してこのコート買ってないよね?
(「会員登録で500円値引き!」とか書いてあるけど、百万円を前に500円の値引きが小さすぎてどうでも良すぎる(笑))
で、
コレクションの方はというと、
さらなるダサさの彼方へと昇華しています…なんだろう、この近寄りがたさ…
こんなインパクトあふれるデザインの服もありました。なんだか太平洋の祭りに出てきそうな雰囲気です。このいでたちで行ったらお祭りに参加できるかな。
つい、昔のロッカーの髪形を思い出してしまうのは、年代のせいでしょうか?(笑)
そして2019年のGUCCIにはさらに意外な展開が…!!
『GUCCIマジですか④』につづく ⇒