78.ブーケファラス
----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*
アレクサンドロス
ある時、マケドニア宮廷に出入りしていた商人が
毛並みの良い馬を手に入れ、王に献上した。
フィリッポスはさっそく試乗しようとするが、
馬は暴れまわり、とても乗ることが出来ない。
仕方なく部下に譲ることにしたのだが、
誰もこの馬の背にまたがることすら出来ないのだ。
そこへ進み出てきたのはアレクサンドロス。
彼は手綱を引いて馬の顔を太陽の方に向け、
その背にまたがると、乗りこなして見せた。
彼は、馬が自分の影におびえて暴れていたことを見抜いたのだった。
この時からこの馬はアレクサンドロスのものになり、
ブーケファラスと名付けられた。
彼はこの馬を気に入り、
いざという局面には、ブーケファラスに騎乗したという。
----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*
きりがみが正四角形にならなかったので
配置のバランスがいがんでいるように見えてしまいますね(゜Д゜;)
一応意図的にこういうバランス配置になってます。はい。
