未来へどう進化すればいいのか・人類すべて①
嫌なものを、見る。
戦争の真実とか、戦争の写真とか、嫌だなぁ。
とくに、
日本が関わった戦争のことを知るのは
怖いというか、なんというか・・・。
私なぞ
自虐史観の学校教育バリバリの頃に育った世代なので、
『戦争』という単語を見るだけで責められているような、
嫌な気分になるのです。
なので、
結果的に、戦争のことについて知ることを
避けてきたのだとおもいます。知らず知らずのうちに。
で・も、
政治のこととか、あまりよく分からないのですが、
大阪の橋下氏が、
戦争当時の慰安婦のことについて
”戦争時、生理的な現象として男性性が高まってしまう兵士が
現地女性に乱暴なことをしないように、日本は
女性が任意で性的サービスを行う施設を設置した”
というようなニュアンスのことを?(うろ覚え。ニュアンスね。)
発言(容認したわけではないという前提で)したことで、
アメリカまで出てきて女性の人権うんぬんとか言い出して、
なんだか議論が訳の分からない方向へと
議論が紛糾していて・・・(意図的?)
え~と、
私の素直な個人的感想としては、
戦争中、兵士が現地女性をレイプするなんてことは人類史上
どこの歴史をとってもあったことで、
何を今さら 『そんな発言、しんじられない!』みたいな
ぶりっ子な発言をする国が次々現れるのか?
と。(゚◇゚;)
まるで
自分の国の兵士はそんなことをするわけがなくて、
慰安婦という制度をさずけていた日本なんて
信じられな~い!野蛮!女性の敵!
みたいな(笑)
ずいぶんしらじらしいぶりっ子ぶりじゃぁないですか。
(たしか十字軍とかも、そういう目的の女性を連れてってたよね。)
(命の危険を感じると、男性は子孫を残さねばという
激しい本能に突き動かされ、女性を渇望するようになる。
ゆえに、命の危機にさらされる兵士は
日ごろまっとうな人であっても、現地女性をレイプするに至ってしまう。
それを避けるためにプロの女性を雇い、
その女性に充分な報酬を与える慰安婦制度をさずけたというのは
ものすごく理性的なことだと思うのだけど?
一般兵士の5倍以上の報酬でしょう?)
で、
そういうぶりっ子国たちに違和感を強く感じて、
私も含めてだけど、
みんな戦争という過去の事実を正面から見ていないのではないか?
自分の国に限っては正義なのだと、ご都合主義なウソを信じて
嫌なことから目をそらしているのではないか?
そう思えてきたのです。
ちょうどその折、
『橋下市長の慰安婦発言をどうとらえるか?』
みたいな番組があって、
その問題について発言する為に出演していた、
在日本大使館政治軍事部部長などを歴任してきた
アメリカ人のケヴィン・メア氏が
『日本も韓国もそろそろ歴史認識を乗り越えないといけない』
みたいなことを語っていて、
しかし、
原爆について話を振られると
『謝らないよ!』
と、すんごい即答ぶり・・・
『日本が従軍慰安婦がなかった』というのは、
『ホロコーストは無かった』と言っているようなもの
とまで発言しておいて、
自分の国のこととなればたちまちこれか・・・と
おどろきました(というかあきれた・・・)。
※このときの放送回の状況を書き出しておられる方のブログがありました↓
多くのアメリカの人々が
『戦争を終わらせる為には原爆を使うしかなかった』
という政府の言い訳を(アメリカは正義だと思いたいあまりに?)
信じているというのは知っていたけれど、
まぁそれは、
私と同じ『知りたくない病』から来る無知でもあるかな・と。
それは分かるけど
、
ケヴィン・メア氏に関しては、
軍事関係についてかなり詳しいはずの立場の人なのに、
その人でもこれなのか!
と・・・。
そういう意味で衝撃をうけたのでした Σ(・口・!)
どんなに冷静な人でも、
自分の国の暗部に正面から向き合うことは
自分の嫌な過去に向き合うことと同じくらい避けたいこと・・・
なんだろうなぁ~・と。たぶん。
私は今年、
自分の想い出したくない過去を、
しぶしぶながら正面から見つめ、受け容れる・という体験をしました。
嫌なことを避けていては、前に進めない。進化できないんだ
と、
思い知らされた次第です。
そして、
いま、世界中の多くの人が、
『嫌な過去』から目をそらしている。
『戦争』という人類の現実から目をそらしている。
そういう傾向があるのではないかと(一部の人を除いて)。
それってもしかして、
人類が未来へ進化することへの
大きな足かせになっているのでは?
そう感じたのです。
人類が物にあふれて、行き詰って、
どうしたら心の安寧を得られるのか考え始めるようになった
この時代、このタイミングに、
「過去の人類の行ないを見つめ直しなさい」
といわんばかりに、
橋下氏の発言が物議をかもして
そういう目を逸らしていた問題がにわかに出てきた…
これには何か神妙なる意味があるのかもしれません。
ということで、
ささやかながら、私も
まずは日本が関わった戦争について知ってみようと考え、
図書館で戦争の本をかりてきました。
でも、文章を読めない馬鹿なので、
とりあえず戦争時の写真を集めたものを借りました。
写真だけだけど、
『不許可写真』という、
『当時、雑誌などへの掲載許可が出なかった写真』
という
それなりに恐ろしげな代物をです。
日本兵のすごい残虐写真とか載ってるのかなぁ…
(゚◇゚;)ドキドキ
と、不安半分、期待半分?
とりあえずこの辺りから
戦争を勉強してみます。
(長い年数が必要だよねぇ)