亀尾神能保存会さんの神楽
神楽といってもいろいろあるようで、
こちらで奉納された神楽は
持田の亀尾神能保存会の方々による
亀尾神能というものだったようです。
ネットで検索してみましたところ、
亀尾神能という神楽は江戸時代から存在していたようです。
比べ見る神楽が京都の物しか知らず、知識不足ですが、
巫女さんが雅楽とともにサラリと舞う京都の神楽に比べ、
島根の神楽はかなりスピーディーでド派手です。
男性的といえるかもしれません。
途中からの見物でしたが、
『悪切』から写真でその様子をアップしますね。
東西南北の『悪』(厄のようなもの?)を
刀で力強く切り裂きます。
なんというか、
日ごろ見ることのできない着物の激しく躍動する様に
見入っておりました。
袖やはかまが躍動する様は美しいですね。
見て下さい、この足さばき。
かなり力強く悪を切り裂く舞でした。
お次の演目は『三好』というものでした。
神功皇后(じんぐうこうごう)と、
何代にもわたり大王に仕えてきた忠臣・竹内宿祢(たけのうちのすくね)
が登場してきました。
さらにはその息子の仁徳天皇にも使えたスーパー爺さんですが、
ここではすでに神功皇后と行動している段から爺さんですね(笑)
途中からこのような女神?が登場し、舞を披露されました。
住吉の神とかなのかな?分からなくてすみません…
神々しい…。
神職さん?も出てきて舞われました。
そして、鬼のような恐ろしげな悪党が登場。
当時の半島南の3つの国を擬人化しているのではないかと。多分…
「オラァ~~」観客にも棒をふるって威嚇(笑)
そしてまた一人、強面の悪党が登場。顔が四角い!(笑)
ドドーーン。ついに3人の悪党が!
悪党の一人と竹内宿祢が対決。
舞台から身を乗り出しての迫力の戦い。
次の悪党は四角い顔のやつだっ
こっちの客席にも乗り出してきて、目の前での格闘。
竹内宿祢、悪党にかなり追い詰められています。
ついに3人、束になって挑んでくる悪党(笑)
多勢に無勢のズルい悪党に竹内宿祢もついに力尽きるか?!
だが結果、竹内宿祢の勝利(強い爺さん…)。
手をついて頭を下げる悪党たち(笑)
杖をつきながらすごすごと退散していくのであった。
ラストは出雲地方最大の英雄、須佐之男命(すさのおのみこと)です。
演目は『八重垣』です。
ヤマタノオロチが大好物のお酒を『み~つけ!』
このオロチのグデグデに酔っぱらう舞が
コミカルで面白いのですが、
残念ながら私の腕ではまともに撮ることが出来ず、
ぜんぶボケ写真だったのでした…
あれ、さっきの人がスサノオじゃなかったのかな(汗)
客席を威嚇するヤマタノオロチのドアップ(笑)
小さな子供たちが大喜びでした。
討ち取ったヤマタノオロチの面(首)を片手に
勝利の舞。
ん?やっぱりこちらの人がスサノオ?
ちょっと分かりませんでした。すみません。
以上。
神社のローカルなお祭りの
神楽の様子でした。
興味ある方はまたどうぞ.。.:*☆