赤穴八幡宮④湿度ある境内風景
『赤穴八幡宮③出雲地方に応神天皇の謎』のつづきです。
神社の神話などはもう語りましたので、
今回は境内の写真をささっとUPしたいとおもいます。
御本殿の向かって右側に見える摂社(せっしゃ)です。
小さなお社の周りにはドドンと大きな杉が立ち並ぶ。
この神社の境内の木々はかなり大きいです。
樹齢を考えると、ここがかなり古くから
ある種の聖域であったことが分かりますね。
(聖域の木は伐採されない。)
この幹の貫禄が伝わるでしょうか。
まさかこんなにたくさんの巨木を見られるとは(*´ω`*)ホクホク
上の写真の木↑の根元をよく見ると、
繋がってる!
2本の木じゃなくて、1本の木だったんだ!
木のふもとの小さなお社の、
社殿名が書かれている所で
堂々と孵化したセミが居るようです(笑)
御本殿は、後ろに高床式の社殿があり、
前の社殿と階段でつながっている、
出雲地方らしい造りです
おじさんが「ここは他の社殿と大きく違うところがある!」
と、上写真の所を指さしました。
「階段前の所が低くなっている。横から通り抜けられる」
と言うので、
「通っちゃダメですよ」
と私が言うと、
おじさんは誇らしげに「もう通った!」と。(笑)
御本殿の神様の通り道を横切るとは
なんと恐れ知らずなおじさんなんでしょう。
でも、
おじさんはバチとか全然あたらなそう(笑)
気にしない人は呪いもかからんものです。
境内の奥の方にある、中ぐらいのお社です。
このお社の、手前の板の木目が気になりました。
カッパみたいな生き物の顔に見えるのは私だけでしょうか…
このお社のさらに奥には、
それはそれは素晴らしい木があるのですが、
その前に
御本殿向かって左側の摂社もご覧ください。
境内左側も、おおかた右側と対照的に
小さなお社2つ、奥に中ぐらいのお社となっています。
本当に神社は清掃の行き届いた
美しい空間だなといつも感心します。
これだけ周りに大木があると、普通枯葉のじゅうたん状態ですよね。
境内、綺麗に苔むしてるなと思って感心していました。
が、よく見るとゼニゴケの密集でした…
きっとあえてゼニゴケを生やしているのだとは思いますが、
この気持ち悪いのが
どこまでもみっちり生えている(笑)
そこを歩くと無駄にフカフカしていて
ちょっとした低反発マットのようでした。
この右殿の御祭神は仁徳天皇でした。
御本殿に祀られている応神天皇の息子君ですね。
菅原道真公も一緒に祀られているというチャンポンぶり。
小さなお社2つと石碑がたつ。湿度の高い空間。
お社の扉がちょっぴり開いちゃってる…
隙間から向こうの風景が見えているということは、
中には何も入っていないということかな?
さて、
この石碑は何だろうと文字を見て見ますと、
【神木矢降縦之霊域】
しんぼくやこうじゅうのれいいき?
ああ、つまり、
玉依日女が山に登った時に飛んできたという
丹塗箭(丹塗りの矢)、
つまりつまり、
鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の霊代(たましろ)が
降り立った所がここというわけですね!
うおおおお~~~~
ここにあの神話の鸕鷀草葺不合尊がぁ~~~~!!
と、
ちょっと日本神話の神様の何がしかにふれた気がして興奮する
おめでたい自分がここにいるのであった。
あ、私はですね、
歴史とオカルティーに境目を作っていません(キリッ)
神話の神様でも、
きっとその存在に該当する人物が居たに違いないと
わりと真面目に思っておるのです。
その方が断然、
歴史も神社も面白い。
・*:.。. .。.:*・゜゚・*
さ・て、
とってもお見せしたかったこの神社の素晴らしい見どころ、
2本の御神木を次回ようやくアップできます。
『①』のタイトルに「島根の隠れ名所」
の文字を入れたのも、それゆえです。
『赤穴八幡宮⑤』につづく ⇒