今年は読む・観る☆漫画もアニメもたしなみます今年は
今年のテーマは『読む!観る!』です。
お恥ずかしながら、私はニートという時間に恵まれた身でありながら、読むと言ってもせいぜいレシピ本、健康本、オカルティー本(内、ほとんどがムー誌)ぐらい。典型的な知的レベルの低い、残念お馬鹿女子の読書です。
なので、
今年はもっと知的レベルを上げるべく、漫画を読むことにしました✨⭐️
外国人が日本人に求める日本人らしいイメージとは、漫画やアニメを常日頃からたしなんでいることだと思ふ。そのつもりで日本人に漫画の話題をふったのに、当の日本人が「へ?何それ」ということでは情けない…(実際そんなことがありました)。
私も以前から、こんなに漫画やアニメを観るのに恵まれた環境の日本にありながらそれをたしなまないとは勿体無いとこよ…とは思っていましたので、時間を勿体無がらずに攻めの姿勢でたしなむことにしました。
とはいえ、
お金がかけられない身なので、無料or安価が基本です。
そこで目を付けたのが、ebookやアマゾンプライムの無料漫画です。
最初のほうの巻だけ無料で読めるやつです。
こちらから読みたいものを選べないのは残念ですが…提示された物の中で比較的興味のわくものを選んで読んでみることに。(この手の、スマホやPCで読むタイプの漫画は今年初めてチャレンジしました)
んで、
読んでみたのが『応天の門』という平安時代末が舞台の歴史物です。
いやぁ~、楽しく漫画で読みながら歴史を学べるなんて(?)、ありがたいなぁ~♪(物知らずが読むと史実とファンタジーを読み分けられない危険も(笑))
主人公は菅原道真の若き頃と、日本を代表する美男子・在原業平(ありわらのなりひら)。もうこれだけで歴女は萌え萌えでしょう。
しかし、
ページをスライドしたしょっぱなから、大いにズッコケました・・・
それは、
業平ですよ。
麗しき平安貴族の、高貴なる美男子、業平。
日本の美男子の代名詞、業平ですよ。
その業平が・・・
ハリウッド俳優みたいになってた…!!!
コラーー、業平ーーー!おまいは平安貴族の美の代名詞なんだぞー!美の代名詞はいちおう光源氏ってことになってるが、実在した本当のモテ男の代表はおまいなんだぞーーーー?
日本の平安期のスッとした色白美男子を頭に思い浮かべ、何の疑いもはさまずすっかりその気でいたものでして、ニヒルな白人系ハリウッド俳優になっていた業平に、勝手におおいにズッコケてしまいました。
なんか、
この在原業平みると、『オークションハウス』の柳宗厳を思い出してしまいました。
さて、
1巻しか無料で読めなかったので、この作品はいったんここで諦め、(笑)
私は
昔の漫画で、絶版、なおかつ、中古でもそろえるのが難しいマニアックな少女漫画を、「初めての人のみ40%オフキャンペーン」を利用して、ebookで買ってみることにしました。漫画をダウンロードしてPCとかスマホで読むやつです。
機械オンチなもので、本当にちゃんとダウンロードできるのか心配ではありましたが、なんとか無事、お目当ての漫画を読むことができました。何か、実物のない本をネット内だけで買ったり読んだりするって妙な気分です(;゚ロ゚)
で、
子どもの頃のうっすらとした記憶しかない漫画を改めて大人になって読んでみると、トラウマになるほど滅茶苦茶怖かったファンタジーの妖怪とかも、そんなに怖くなかったです(笑) 怪物とかでも少女漫画タッチだと、むしろちょっと可愛い。
何というか、
いま見るとやや稚拙な感じとかがやや微笑ましい(笑)それでも子供の頃はすごい壮大なファンタジーだと思って見ていたんだなぁ↓
この世界マップとか見て下さい↓
オール日本語の手書き文字が、めちゃくちゃアットホームな雰囲気じゃあないですか!(笑) マグマの谷とか、ぜんぜん谷に見えなくていい感じに緩いです。こう思うと、現代の漫画はやたらクオリティーが高いですね。特に絵が。(ストーリーはあんがい昔の漫画のほうが凝ってたかもしれない)
で、
前のほうの巻だけ無料の漫画を前のほうだけ読むことをいくらかしていたのですが、スマホの小さな画面で文字を追うことにすっかり疲れ(特に少女漫画)、そうだ、アニメで観れば楽ちんじゃん・と。
ほんで、
お買い物以外にほとんどその会員特典を利用したことの無かったアマゾンプライムの、無料で観られるアニメを物色してみました。
正直、
エヴァンゲリオンぐらいからアニメを観てもわからなくなりはじめ(時代に取り残された!)、今どきのアニメが全然わかりません。(去年、めちゃくちゃ流行っていた『進撃の巨人』だけはYoutyubeのめっちゃ小さい画面でシーズン3ぐらいまでとりあえず観ました)
なので、
そのタイトルを聞いたことのある有名な作品を観てみることにしました。
『トーキョーグール』
まあ、残虐な内容はある程度タイトルから予想して覚悟はしていました。グロいシーン、たくさんありました。まあそれはいい。
それはいいんだが・・・
1話丸々、拷問シーンとかやめてぇ~~~~~~(☍﹏⁰)
特にッ!
虫を使った拷問はやめてぇ~~~~~~~~~~~!!!!
ペンチでちびちび肉体痛めつける拷問とかも何度か出てきたけど、これ、作者がわざと観る人の胸をムカムカさせる趣旨で取り入れたんだろうか… そして私は作者の思惑どおり、まんまと気持ち悪くなったんだろうか、くそっ!
ちなみに、
『トーキョーグール』を(こらえて)シーズン3の途中まで観ました。が、シーズン2からシーズン3へのエピソードが抜けすぎていて?3からぜんぜん話の内容についていけなくなりました…。そしてあえなく途中でドロップアウト…
それでも、
良かったことといえば、「アニメらしいアニメを観た!」ということでしょうか。全体に流れる雰囲気が『現代のアニメ!』感満載で、何といったらいいんだろう…アニメ感が昔のものよりも濃厚になっていて、アニメじゃないと絶対ありえないノリみたいなものがあるんですよね。
月山習とか才子とかがそれの典型ではないでしょうか。現実では無さすぎる、超架空人物感。
これの要因としては、
いま売れている漫画家が、幼少期に読んだり観たりしていたものが、すでに世界観の完成された漫画やアニメだったから・ではないかと。「漫画とはこういうもの」「アニメのノリや雰囲気ってこんな感じ」という定形がすでに出来上がっていたものを見て育った・と。だから、さらに漫画感やアニメ感が濃厚になる。
よって、
漫画やアニメにさほど興味のない人が、ついていけない(意味が分からない)濃厚な世界になる。
私が幼少の頃に見ていた漫画やアニメの作者は、おそらく映画やドラマ、小説で育った世代ではないかと。漫画・アニメも鉄腕アトムぐらいの感じ?
だから、今のものからすると、漫画感・アニメ感は薄かったように感じます。誰でもすぐに観られるものだったから、TVなどでやっていると老若男女オタクノーマル関係なしにみんなで観ていた。
今の漫画・アニメは、世代でなければ、少々気合いを入れないと観られない気がする(笑)
私は「エヴァンゲリオン」から分からなくなって離脱しました。父も昔は漫画やアニメが好きでよく観ていましたが、「この頃のアニメは分からん」と言って「ワンピース」前ぐらいから離脱しました。
そういうかんじで(?)、
今、改めて気合いを入れて”今どきの”漫画とアニメに向き合う(笑)
で、
先日、再びアマゾンプライムで『鬼滅の刃』を観ました。なんか流行ってるみたいだし…
『進撃の巨人』が”流行りだした”時の、マスコミ側の意図的な”流行らせ”の雰囲気をこの作品にも感じていましたが、まずはみんなの知っている作品を自分も踏襲する必要があります(いたって前向き!)。
で、
なんでだろー、これも残虐系?でした。
鬼などのキャラクターが登場するたびにギクリとするのです(笑)
いちいちグロくてこあいよぉおおお~(((╹д╹;)))
上記で話しました、
アニメ度数の高い超架空人物感あふるるキャラクターがいっぱい登場してきました。
ある意味鬼や妖怪キャラクターより怖い(笑)
ああ、しかし、
それよりも何よりも
私が作品に集中できない大きな要因がありました。
それは・・・
善逸くんの四角い髪の束が、
ベビースター ドデカイラーメンに見えて見えて見えてしまってしょうがないということッッ!!(眉毛まで)
前から見ても、後ろ姿でも、おちょけたシーンでもシリアスなシーンでも、とにかく善逸くんの髪が常にベビースターラーメンに見えて集中できない(笑) 小腹のすく入浴前の時間とか特に(´ε`;)
もぉ~、作者の方は何でこんな髪形を開発したかなぁ。色まで一緒だなんて…
でも、
「進撃の巨人」や『トーキョーグール』と同じ恐怖モノのカテゴリーながら、『鬼滅の刃』の作風には作者さん自身の人の善さというか、あったかさみたいなものがちょいちょい散見されるのが不思議です。絵でも小説でも音楽でも、作品にはその作者の人となりが反映されるわけで、それは何かを装って作っていても、やはりにじみ出てくるのでした。
関係ないですけど、
「ドラゴンボール」のデービルと、『鬼滅の刃』の伊之助と、『進撃の巨人』にたまに出てくる乙女顔の巨人が自分の中で重なってしょうがない(笑)
まあしかし、
昨今の残虐系の流行はどうしてでしょう?
たしかに、昔にも「寄生獣」とか「ベルセルク」などの残虐系は流行ってましたけどね、でもそれらは青年漫画で、今のように少年が観るものではなかったような?
先に書きましたとおり、
『進撃の巨人』と『鬼滅の刃』は、意図的に作った”ヒット作品”のニオイがするんですよね。とくに、『鬼滅の刃』はネットでかなりステマ活動があった印象を受けています。まあきっとそんなことは昔からあったわけで、それはいいとして、不穏に感じているのは、なぜ残虐系を少年に見せたがっているのか?ということですね。(少女漫画はエロ化が止まりません…)
何者が?何のために?
その話をするとオカルティーの陰謀論のほうに入ってしまうので、皆さんにはうっすらとこの疑問だけを投げかけておきたいと思います。一つ言えることは、メディアは庶民の味方とは言えない、ということでしょうか。
で、
再び無料で読める漫画です。
前に流行った少女漫画『君に届け』です。
暗い見た目から友達の居なかった主人公に友達ができ、そして恋をし…という、平和であたたかい作品です。
あったかいよ(涙) (残虐系を続けて観たあとだから余計に…)
少女漫画の良いところは、
人の心の細かな揺れや小さな動きを丁寧に丁寧に重ね描くところなのだと思ふ。全米No1映画みたいなダイナミックで爽快なものは男性向け漫画から得られることが多いと思うけど、少女漫画には精神的に深い感動を得られる作品があるので、いい作品はぜひ男性にも読んでもらいたいものです。世の男性が少女漫画を読むようになれば、女心を理解できる男性が増えるかもしれないし(笑)
この作品の人気のもう一つのヒミツは、風早くんでしょう。思いやりにあふれ、人の小さな「傷つき」も見逃さずフォローする理想の少女漫画ヒーロー。
現実にはこんなできた男子高校生居ないからな?分かってると思うけど(笑) 、あ、でももしかして可愛い女の子は男子高生にも気遣ってもらえるんだろうか?私はそんなふうにしてもらったこと全然ないけど(´ε`;)
「(携帯)持ってないの?!」「必要性を…感じなかったから…」「あー…そうだね…」私と似たような少女漫画の主人公を初めて見た(笑)
リア充女子とのものすごい距離感と世界の違い。分かりすぎる…(笑)
「ドクン」ちょっぴり意識しただけでぎこちなく赤面。乙女のトキメキ度数120%。
あ~あ、私もこのごろ不整脈でドクンドクンしてるけど、同じ「ドクン」ならこういうトキメキの「ドクン」が欲しかったわぁ~(≡д≡)
で、
これも最初の5巻までしか無料で見られなかったので、続きの気になるところだけちょっと見ようと思って、リサイクルショップへ見に行きました。
と、珍しく少女漫画のコーナーで立ち読みしている男性が。これは感心よと思いつつ、お目当ての漫画を探す過程でその人の周りをちょっとウロウロせざるを得なくて…。男性は誰にも見られていない前提で静かに少女漫画をたしなんでいたのでしょうか、人が来たことが気になったようで、持っていた漫画をサッと書棚に戻して、風のような速さで立ち去って行きました。あぁ、せっかく少女漫画に心を開いてくれていた貴重な男性だったのに、すまなんだなぁ…
もっと男性もフランクに少女漫画を読める未来が来ますように✨⭐️
で、
全然関係ないんですけど、
むかし父が買っていた週刊誌に連載されていた『ザビエル山田の愛の泉』のことをふと思い出し、また読みたくなってきました。ちょっとシュールな?四コマ漫画で、パチンコ中毒者とかダメな政治家二世とか、世の中のちょっとアカン人間がワラワラ出てきます(笑) 蛭子さんの漫画ほどシュールでもないので、比較的読みやすいと思います。
おっちゃんやリーマンの悲哀を描かせると秀逸(笑) 思えば私はティーンの頃から中身はおっつぁんだったんだなあ…
にしても、この「ザビエル山田の愛の泉」のことを知っている人に今まで一人たりとも会ったことがありません。そんなにマニアックだったんだろうか。
一番笑ったネタは、表紙に毎回ついていた(?)ひとコマ漫画で、「モテたいからなるのがミュージシャン。モテないからなるのが漫画家」というザビエル山田氏の自己紹介(笑) 思えば私はティーンの頃からしょっぱい残念系の人に自分と同じ匂いを感じていたのかも知れません。そして、今やザビエル氏のネタになってもおかしくないレベルのしょっぱい残念系人物に立派に成長。感慨深い。
(タイトルで画像検索したらいくつかの4コマがヒットして読めました)
それにしても、この一連の漫画&アニメ鑑賞でちゃんと私は賢くなれていってるだろうか?オタクのように賢く楽しく生きたい。(新しい時代を生きるニュータイプってオタクだと思う)