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うがった見かた☆ブラックにんとくん①

 
文字がたくさんだけど、ガンバって読んでね~~♪
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先日は長々と菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)大鷦鷯(おおさざき・後の仁徳天皇
皇位の譲り合いエピソードを漫画もどきで紹介いたしました。
 
それらの描かれる記紀について知識はひっくいのですが、
正式に認められているホワイトな『国史と、
本当はいろんなとこ書き直したんでしょ?というブラックな見方の国史
あるというのは、ぼんやりわかります。
 
先日の漫画もどきが、あまりにもホワイトなほうに偏っていたので、
簡単にですが、ブラックなほうも紹介してみようと思います。
付け焼刃ですけどね。
 
残念な見方&女グセの、ブラックにんとくんです。
 
 
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●にんとくんが生まれたころの時代

古墳時代の皇族は常に争いの渦中にあるイメージがありますが、
にんとくんの父、応神(おうじん)天皇が治めている御世は戦乱のない平和なものだったそうです。
たいへん人徳の有る天皇だったとおもわれます。
ちなみに、全国に何万もある八幡(はちまん)神社の八幡大神』とは、この応神天皇のこと
だそうです!グレイトですね!

で、
そんな平和な時代に生まれた皇子様のにんとくんは、
『幼少から聡明叡智で、姿かたちも麗しかった。』by日本書紀
のだそう。
戦乱もない世の皇子様だし、知性もあってイケメンだなんて、ルンルンな人生じゃないですか(笑)
しかも寛容な父と若きにんとくん?のこんなほのぼのエピソードがあります↓
 
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●父上にもらっちゃった♪
 
応神天皇は日向の国に髪長比売(かみながひめ)という美しい姫が居ることを知り、
自分の后にしようと、使者を出して比売を召し寄せた。

で、
難波の港に到着した比売を、にんとくんに迎えに行かせたのです。
ところが、迎えに行ったにんとくんは、比売に恋してしまうのです(ほれっぽい!)
(桑津に住まわせていた比売を、にんとくんがたまたま見かけて恋した説もあり。)
 
天皇にんとくんのおもいを知って、なんと比売をにんとくんに賜ってやったのでした!
まぁこれも、黒い考え方をしたら、惚れたにんとくんが先に手を出しちゃったんじゃないの?
とかになっちゃうんだけど(^_^;)
 
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●きょうだいが27人・・・
 
グレイト・パパ、応神天皇には27人の子どもがありました。
(この時代のお偉いは、たくさん妻がおるのですよ・・・)

スギちゃんが、1スギワイルドであるなら、応神パパ100スギワイルドは軽いでしょう。
 
特に長男を後継者にする風習でもなかったこのころ、次の天皇になる皇子、
つまり、太子を選ぶことは難しかったのではとおもいます。子どもいっぱいいるしね。
 
で、
応神天皇が死の1年前に選んだ太子は、なんと末のほうの若い息子、
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)だったのでした!
 
勉強熱心なこの末の息子を天皇は寵愛し、わざわざ百済の王といわれる阿直岐(あちき)
家庭教師としてつけてやりました。 やがて「もう教えることがなくなった!」と、阿直岐
つぎには王仁(わに)という博士を百済から呼び寄せて、典籍を習得させました。
 
若き日のエピソードが『髪長比売を父上に譲ってもらっちゃった!』というにんとくんとは
だいぶ毛色の違う菟道稚郎子なのでした(笑)

そして、運命の時。応神天皇崩御・・・。
 
 
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皇位の譲り合い・そんなのキレイゴト?
 
天皇崩御したにもかかわらず、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)天皇になろうとしませんでした。
その理由が、
『天下の君となる者は、覆うことは天のようで、受け入れることは地のようでなければなりません。
私は弟の身であり、まだ学問も進まず、どうして天下を治めることができましょうか?』
日本書紀福永武彦訳)
 
という謙虚なもの。くわえて、にんとくんにこうも言っています。
『兄上は風姿世に優れ、仁と孝とのおうわさは遠くまで聞こえています。君たるに足る方です』
 
天皇が私をお選びになったのは才能ゆえではなく、ただ、愛情からなのです・というようなことまで
言って、謙遜するのです。
 
それに対するにんとくんの答えは、
天皇は徳のある人を選んで皇太子に指名した。先の天皇の命令に背けるわけ無いでしょ。
というもの。
 
そしてそんな譲り合いが続き・・・
 
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というホワイトな物語は、先の漫画もどき『宇治旅行』でご覧になってください。
 
 
世の人々は、そんなホワイトなにんとくんなんて全然信じておりません(笑)
おおかたの見方は「どうせ大山守菟道稚郎子も、にんとくんが殺して帝位についたんだろ?」
てなもんです・・・

しかも、
菟道稚郎子の太子に選ばれた理由も、
「彼の母が当時の大豪族、和邇(わに)氏の氏族で、その権威で皇位継承者になれたんだろ」
・・・と。

ロマンもへったくれもありませぬ(´~`;)
 
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では、にんとくんがそんなに家柄の劣る母なのかというと、そうでもないのです。
にんとくんの母も、景行天皇という天皇の孫にあたるのです。

しかし、
景行天皇というひとは68人も子があったのです!(゚□゚;) (もう1000スギワイルド!)
その孫というと、軽く100人は超えますね・・・

ま、
そのかわりといっちゃあナンデスガ、
にんとくんの妻・磐之媛(いわのひめ)は、大豪族の葛城(かずらぎ)氏の氏族です。
 
たぶんこの頃は、和邇(わに)氏と葛城(かずらぎ)氏が豪族の二台巨頭だったとおもいます。
もし、
にんとくんが自分の出自に足りない権力を、妻で補ったのであれば、それはもう
皇位を狙う気満々なんじゃないですか?
 
そう考えると、菟道稚郎子を殺したというブラックにんとくん説も
なんだかリアルに思えてきます・・・

計画的にうばった皇位であるのなら、それはもう3000スギワイルドです!

 
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にんとくんの皇后・磐之媛(いわのひめ)は、大豪族の葛城氏族ですが、
葛城氏を一大勢力にのしあげたのは、磐之媛の父、曽都毘古(そつびこ)なんだそうです。

朝鮮半島への遠征軍を指揮して軍功をあげたのです。

もし、
葛城氏のさらなる拡大のために、娘を皇子に嫁がせ、和邇氏族の太子をはらいのけ、
娘婿を天皇にのしあげて、その娘と天皇の子ら3人を天皇にしたこれらのすべてが
曽都毘古の思惑から実現されたものであるなら、

曽都毘古こそが一万スギワイルド越えの、真のワイルダー
なのでは・と・・・

 
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しかし、菟道稚郎子の死後、その妹・八田皇女(やたのおうじょ)さえも妻にしようという
にんとくんも、すごいスギワイルド度数ですよね・・・

だって、
八田は皇女様ですよ。しかも、和邇氏の後ろ盾つきです。これ以上の女性を望めましょうか?
 
そうなると、大豪族の娘とはいえ、ただの豪族の娘である磐之媛(いわのひめ)では
たちうちできません。
 
磐之媛は、八田皇女がにんとくんの妻になることに
抵抗しまくるのでした・・・
(そりゃそうだね)
 
 
さてさて、
にんとくんは八田皇女を后にすることができるのでしょうか?
女性問題なども発生しますので(笑)、

 
 
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
 
 
文をまとめる力がなくて、ながーくなっちゃってすみません(汗)
 
もう、すごい猛暑で、
しかしクーラーは去年から壊れているし、
PCを起動しているとキーボード周りがめちゃ発熱して
手がふれると火傷しそうなぐらいです・・・
 
保冷剤をPCに乗せながら作業してますが、
水滴で機械がこわれないかちょっと心配です・・・