出雲大社で神迎神事&神迎祭
23日
7時から稲佐の浜で、神迎神事があるのです。
旧暦の10月に、全国の神社から神様が出雲にお集まりになられ、
全国が『神無月(かんなづき)』に、
そして出雲が『神在月(かみありづき)』になることは有名・有名!
その、出雲にお集まりになっている神様を稲佐の浜でお迎えし、
出雲大社にお連れする神事が神迎神事です。
私は、
夜の海岸で行われるその神事を見てみたかったのです。
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さて、3時過ぎから車をとばしていき、
『まぁ5時ぐらいには着きそう。ちょっと腹ごしらえでもできたらいいわね』
みたいな楽勝ムードで向かいました。
出雲大社に着くまでは・・・
まさに、ちょうど5時、
車は出雲大社の1の鳥居に着きました。
さすがにここまでくると、
大社の裏にある駐車場に向かう車で混雑してきました。
大社の表から、脇を通って、裏の駐車場へ・・・。
しかし、ここからが大変だったのです。
この1kmチョイぐらいのあいだが猛烈な渋滞になっており、
なっかなか車が前に進まないのです!
長いこと止まってはちょっぴり進み・・・の繰り返しが
けっきょく1時間40分!
その、渋滞に足止めをくらっているあいだに、
ものすごい数の人が徒歩で歩いていくのです。
みんな同じ方向へ・・・
も・もしかして、
皆さんも稲佐の浜行きですか??
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恐ろしい予感は的中しました・・・
ようやく駐車場について、
稲佐の浜まで1kmチョイ。もう20分しかありません。
が、
母は心臓病なのでゆっくりしか歩けません。
そのあいだにも、おびただしい人が私たちを抜かして
稲佐の浜に向かいます。
もう、7時を少しすぎています・・・
ようやく浜に来た・・・
・・・と、思ったら、
人があふれすぎていて浜にも近づけない~~!!
な・なんてことだ!
こんなに人気のある行事だったとは!
雨で、傘をさすような状態だったので、
あきらめて浜の手前でたむろする人たちも居ましたが、
むりから突っ込んでいく人たちも居ました。
で、
私たちはなんとなく、突っ込んでいく人の列にくっついて、
浜に向かっていきました。
だけど、もうそこが限界!
浜に行き着くまでのところで、完全に人ごみが詰まってしまいました。
傘をあきらめて、人ごみの中で雨にうたれ・・・ていたのに、
そこで雨がはたとやんだのです!
スゴカ~・神様、グレイトです,。・:*:・゚☆
途中で帰っていく人も居り、
人ごみがちょっとずつ前に進んでいきます。
カメラを掲げて望遠レンズをぐーーっとのばすと、
むこ~~~うの方で神事をしているらしい松明が!
そして、神事が終わったようで、
『通りますからまん中あけてくださ~~~い!』
神職の方々が真ん中に道を作るよう指示する声が。
こんな人ごみでどうやって道をあけるんだ?!
しかし、道を作ろうとする動きがグワ~~~ッとおきて、
その圧力で、浜辺の砂でできたもろい丘の上へ
むりから押しやられましたΣ(・口・!) こわい!
その混乱で母と離れてしまい、
母がどこへ行ったのか分からなくなってしまいました。
おばちゃんと、もろい砂の斜面で必死に足をふんばっていた時、
ちょうちんを持った人や、お払いをしながら通っていく人が
さーっと真ん中の道を通っていきました。
お、もしや・いよいよ・・・
『おおおおおおおお~~~~』という祝詞の声?が聞こえてきたぞ、
・・・・と、思っていた矢先、
白い幕をかざした列がさーーーーーっと道を抜けていき、
あわててシャッターを・・・
あわてすぎてブレブレですが・・・
そこにはかろうじて神々を先導する龍蛇様が・・・?!
とか言ってる間もなく、
本当に速足でさささささーーっと・・・
通り抜けて行かれました・・・
動きが・早い・・・
(ここんとこ、京都ののんどりした祭りばかり見ていたので・・・)
しかも、雨天だったのでケースに入っておられたし、
しかも、
神様はバスに乗ってぶーーーんと大社へ
行かれてしまいました・・・
そ・そんなことが・・・?!
どうも今年は連休と重なったこともあって、
なんと4万人以上が浜に詰めかけていたようです・・・
とはいえ、平素も3万人は来られるそうです。
な・ナメていた・・・↓↓↓
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しかし神事はこれだけではな~~い!
これから神楽殿で神迎祭があるのです!
(現在本殿が改装中なので。平素は本殿で行われるとおもふ・・・)
が、
離れていた母とも合流でき、
のろのろと歩いて、ようやく神楽殿に着いた時、
すでに神楽殿の外にまで人があふれていました・・・
写真は神楽殿の表の様子です。手前の軒にも人ごみが・・・
なんとか軒の下までは入れましたが、
また混雑で母と離れてしまいました・・・(汗)
思いっきり手を上げて、ズームで写真を撮ってみましたが、
神事の様子が全然わかりませ~~~ん!
今日は人の頭を観にきたといっても過言ではあるまい・・・
神楽殿の奥から聞こえてくる神事の音だけ、うっすら聞いて数十分。
また突然
『道をあけてくださ~~~~い!』
という支持の声が・・・
いや、そんなこと言ったって、隙間がない・・・
と、とまどっていましたが、
またも問答無用で押し開けられる通り道スペース。
またも、
グワ~~~~ッと後退してくる人ごみに押されて後ずさり・・・
している私の手を、おばちゃんがガッとつかみ、
グイグイグイ~~~っと
流れに逆流して前進っ!!
(゜Д゜!)
おばちゃん・・・強ひ・・・。
神職の方が出てきました。
何か始まるの??
と、
その時、
いきなり全ての照明がおとされ、
神楽殿は真っ暗に・・・!!
写真を禁止されたので、
その様子をイラストにて表現↓
何が始まるのか初心者の私はわからず、
ぼへ~っとあけられた道の方を見ていました。
真っ暗な中、
ドンドンドンドンドンドンドンドン…
と、
ちょっと恐ろしげな太鼓の音が響いてきました。
そして、
おおおおおおおおおおおお~~~~~
という威様の声が・・・
と、その時、
人垣をかきわけて作られた狭い道を、
わずかな灯りをたたえた白い幕が
ざーーーーーっと速足で過ぎ去っていきました・・・
白い幕からうっすらと
榊の枝を持った神職の方のシルエットが浮かんでいました。
ザザザザザーーーッと葉音をたてながら・・・
詳細はわかりませんが、
海から迎え入れられた神々が、あの榊に宿って、
本殿の方へ行かれた・ということみたいです。
照明がつきました。神事が終わったのですね・・・。
神楽殿から帰宅していく人たちの群をさけて、
おばさんと壁際にひっついていると、
また母と合流することができました(笑)
とりあえず、神楽殿の中を見たかったので、
壁際で人々が去っていくのを待っていました。
と、
なんとそこで、
目の前で神楽殿を出ようとしておられる
元サッカー選手のラモスさんに遭遇!
厚かましくも母が、
『ラモスさん、握手してください!』
と声をかけ、
優しいラモスさんは
『はい』
と言って、母と握手して下さいました。
思わず、おばさんと私も
『握手してください!』
と便乗して、握手していただきました(笑)
ラモスさんの手は、とっても大きな手でした(✪‿✪)イイオモイデ
ありがとうございます♪
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そうして、
ようやく神楽殿の中に。
おっ、
前に何やら人だかりがあるではないか…
そして近づいてみると、
あの龍蛇様が鎮座されているではありませんか!
写真はNGなので、イラストで・・・
頭を串刺しにされてカラカラに乾いた、
ちょっと可哀相なお姿の龍蛇様が・・・
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けっきょく私もおばさんも、
なかなか神事の様子を見ることができなかった、
のに、
なんと母は、
人ごみに押されるかたちで、
稲佐の浜でも、
さきほどの神楽殿からの移動のときでも、
道の最前列に押し出され、
がっつりと通り抜けてゆかれる神々の様子を
間近で見ていたのだった(笑)
どうやら私は出雲の神々とはご縁がなかったようです。
縁があったのは私になんとなくついてきた母。
そんなもんです(笑)
さて、
私は翌日、電車に乗って一人で
昼間の稲佐の浜を観に行きました⇒