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天皇陵めぐり☆天智天皇陵へ

 
知り合いの方が京都へ来られたので、1日観光をしました。
 
しかし、
私に任せるとマニアック紀行になります(笑)
 
 
今回はまず手始めに天智天皇陵』へ。
 
 
というのも、
彼女が宿泊しているホテルが蹴上(けあげ)という駅近くで、
その1つとなりの駅が御陵(みささぎ)駅だったからです。
 
御陵という駅名でもうお分かりとは思いますが、
その名のとおり、
そこには天皇稜があるのです,。・:*:・゚☆
 
地図を見て分かるとおり、
駅名が御陵になるのも納得の広大なお墓です↓
イメージ 1
 
三条という街中が近くにあるだけに、
住宅がぎっしりと立ち並ぶ地域です。
 
しかし、
町の騒々しさから一転、
陵墓の奥へ入っていくごとにそこは静かな空間になり、
緑に囲まれたしっとりとした風景のなかで、
ここが住宅街であることを忘れさせてくれるのです。
 
 
京都のあらゆる名所をすでに観光した友人でしたので、
この渋さをきっと分かってくれると(笑)。
 
 
陵墓の入り口が見えてきました
イメージ 2
いつ見ても手入れの行き届いた、
美しさピッカピカの緑です。
 
 
あ、
天皇陵の被葬者が誰であるかまだ書いていませんでした。
 
天皇陵は、その天皇の生前の事跡の大きさにより
陵墓の大きさも変わってくるのですが、
この広大な陵墓の主は、
天智天皇(てんちてんのう、てんじてんのう)です!
 
え、誰だか分かりませんか?
では
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と言えば分かりますか?
 
☆ヒント☆
乙巳の変(いっしのへん)で蘇我入鹿(そがのいるか)を暗殺し、
後に大化の改新(たいかのかいしん)をうちたてたあの中大兄皇子です。
 
飛鳥時代に興味が無い人も、
ここはテストのために覚えたのではないでしょうか(*^^)
 
 
中大兄皇子といえば、
その右腕の中臣鎌足(なかとみのかまたり)想い出されますね。
後に鎌足は藤原の性を賜ります。
つまり、
あの、後々までず~っと天皇のはたで権力を握り続ける
藤原氏の始祖なのですね。
この頃は重要人物てんこもりです。
イメージ 3
↑蹴鞠(けまり)遊びをしていた中大兄皇子のクツが
ぽーんと飛んでしまいました。
それを拾い上げた鎌足は、
うやうやしくひざまずいて皇子にクツを差し出します。
皇子は『ありがとう』と丁寧に礼をのべました。
この当時、
貴人が下々の者に礼を言うなどということは
通常ありえないことでしたから、
鎌足はたいそう驚き、そして感動しました。
そして、このとき鎌足は誓ったのです。
この方に生涯お仕えしていこうと 。・:*:・゚☆
 
みたいなエピソードがありましたね・たしか。(うろおぼえ)
 
そして、時代は飛鳥。
鎌足を参謀に、中大兄皇子
政敵を殺しも殺したり・・・みたいな感じ?
 
第38代天皇天智天皇
イメージ 4
権力にドロドロしたエピソードはつきものですが、
飛鳥時代のドロドロさ加減はとくに凄いものがありますね。
 
 
でも、
天皇陵はとっても清廉,。・:*:・゚☆
イメージ 5
表通りのあわただしさから一転、
とってもクリーンな空間へ。
 
 
 
さらにその奥にも門があります。
イメージ 6
広大な敷地です。
 
 
天皇陵含め、
宮内庁が管理している敷地の総面積は広大です。
 
天皇制反対をかかげる人たちは
『その敷地でたくさん住宅が立てられる!』
と、
やり玉に挙げたりしますが、
天皇陵や古墳、陵墓などが
日本の多くの生態系を維持するのにも役立っていることを
皆さんには覚えておいてもらいたいのです。
都会の中にあっても、
鳥や虫が繁殖できるオアシスになるのです。
(緑の手入れもなされるので、死の山になったりもしません。)
 
 
天皇稜を潰して、その土地をどうしますか?
というと、
ただ、住宅を建てたいんじゃないですかね?
 
 
住宅はいろいろな所に建てられますが、
史跡はそこでなければなりません。
 
 
1600年もそこで維持されてきた古墳を潰してしまったら、
もう二度とその歴史的価値は存在しません。
 
 
今日、
エジプトの博物館が略奪にあったというニュースを見て
ショックを受けました。
貴重なエジプトの歴史が、
その歴史の価値を理解しない国民に奪われ、
傷つけられてしまった。
 
言っては悪いけれど、
国の民度と成熟度は、
国の歴史と文化への正しい理解と保護の意識に
比例しているように思います。
 
正直、今日のニュースを見て
エジプトって…そうだったのか↓↓↓
と。(がっかり)
 
 
 
はなしは反れましたが、
いよいよ天智天皇陵の拝所の前に。
イメージ 7
緑のざわめきとセミの声だけが繰り返される静寂の空間。
そして、
日本特有の深い緑をした木立を背に、
白い陵墓が姿をあらわす。
(西洋の森は黄緑色です。日本の木は深い色をしています。)
 
 
落ち着くわぁ~。
 
この敷地の横に住んでいる人たちに
マジ嫉妬するわ~(笑)
 
 
友人は『うん。ここは空気感が違う。ピリッとした感じ』
と、なにやら納得して言ってくれました。
 
私は鈍いので分かりませんが、
分かる人には、空間の空気の変化が分かるみたいです。
天智天皇はピリッとした雰囲気の人だったのかな?
 
 
 
◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…◇◆…◆◇…
 
 
この日の目的は、宇治川の花火大会でした。
 
まだ時間がたくさんあったので、
友人が行ってみたいと言っていた
岩清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に行ってみることにしました。
 
この頃この神社は、
『そうだ、京都へ行こう!』キャンペーンで
よく宣伝されているそうです。
 
そうだったのかぁ~!
 
 
ということで、
次は岩清水八幡宮の写真をUPしようとおもいます ⇒
(^O^)