オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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雨すぎる…祇園祭・宵山①


昨日(7月16日)、京都祇園祭宵山(よいやま)に行きました。

今年も太子山(たいしやま)の厄除けちまきをGETだー!
と、心では思いつつ、
連日の猛暑で外出を躊躇し続けていまして、
ついにちまき販売の最終日・16日になってしまいました・・・

16日の京都は台風が今まさに近づいてくるという
最悪な雨風の天気・・・
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写真の色も何だか寂しげでしょう?

これは函谷鉾(かんこぼこ)です。
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祇園祭はいつもこの鉾を目印に行動するので、
必ず一番最初に見ます。

祇園囃子(ぎおんばやし)っていうんでしょうか、
お囃子を演奏されていたので、上に向かってカメラを定めていましたら
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急にカメラのレンズに白いボタボタが落ちてきました。
急激な雨でした。
動画を撮っていたので、
それでもめげずに傘をさしながら撮っていましたが、今度は急な突風。
風が傘を振り回して、頭にガッツンガッツンあたります。
く・苦しい…演奏はやく終わってくれ~などと思いながら(笑)
雨風の攻撃に耐えていました。

そうやって動画を撮ったのに、
動画を編集・アップするのが面倒になってしまうのだから
しょうがない…┐('~`;)┌

向こうに月鉾(つきぼこ)が見えてきました。
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鉾のてっぺんに月のモチーフがついているのですが、
曇り空と同じ色なもんで、カメレオンのように空に擬態しちゃっています。
あぁ~、晴天にかがやく月鉾を撮りたかったなぁ。


宵山にしては人は少なかったのでしょうが、
みな傘をさすと、傘と傘がガンガンぶつかって
それはそれでけっこう辛かったです。
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見上げて写真を撮ると、雨粒がレンズについて写ってしまうのでした。
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油天神山ですね。
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鉾ほど大きく派手ではなくても、
山もそれなりに提灯などがたくさんかかっていたりするのですが、
台風を警戒してか、今年はどの山にも提灯一つついていない
骨組み状態でした↓↓↓


近くにあった美容院のディスプレイがかわいいです。
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ミニチュア山鉾が階段を行進しています。


ようやく太子山(たいしやま)に到着!
とおもったら、
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か・片付けはじめておられるっ

そ・そういえば去年は
山の前に座る所や立てかけ日傘もあったようにおもいます。
台風の影響がこんなところにも (×_×;)

さ、そんなことよりも本来の目的である
太子山の厄除けちまきをゲットです。

なぜ太子山なのかというと、
去年、太子山にかけられる宝物(ご神体?)を写真に撮ったところ
よほどに強い霊威(?)がないと撮れない
渦巻き写真が撮れたのです。

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なぜ渦巻いていたのかは分かりませんが、
やはり聖徳太子ってすごい人なのでしょうか?

いざ、厄除けちまきをゲット!
しようと思って販売所に行くと、
ちまきが無い!

なんと、ちまきの再販売は6時からなのだという・・・
その理由が何とも微妙なもので、
「(鉾町の)子供たちが6時に来て販売するから、
それまでに売れて無くなったら困るから」
と・・・。

ええ、ええ、確かに子供たちが販売しながら
地元のお祭りを学習することは良いことですね。
売るもの無くなったら可哀相ですね。
が、
こんなろくでもない天気の中
ここまで電車乗り継いで買いに来て、売ってもらえない私も
けっこう可哀相だと思いますよ?ねぇ・・・
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とにかく、
6時になるまで売ってもらえないのである。

7時までに帰宅しないといけなかったので焦りつつ、
しかし40分ほど時間を潰さねばなりません。
『焦りつつ時間を潰す。』
変な日本語です。


そうだ、

あの太子山の宝物を見よう。
(宝物が展示されている所。風情があります↓)
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運よくこの展示の場に鉾町の方が居られましたので、
気になっていたお宝の経歴を聞いてみることにしました。

展示品の説明には、どれもほぼ18世紀(1700年代)とあり、
実際に聖徳太子に関わる物ではなさそうでした。

鉾町の方の説明では、
18世紀にインドからもたらされたベッドカバーに金糸で刺繍して
タピストリーにあつらえ直したものや(奥・左右のタピストリー)、
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中国の役人の服をタピストリーにあつらえなおしたもの(下)など、
ほとんどが外国からの輸入品のようでした。
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(このタピストリーは新調された新しいものです。)

どこの鉾町も宝物が18世紀の物に偏っている理由は、
『そのころ日本は景気が良くて潤ってた』
からなんだそうです。
それぞれの鉾町が他の鉾町に負けじと、
裕福な時代に珍しい舶来物を買っては競い合ったようです。




ご神体は白い布に巻かれていて見えません。
それは聖徳太子16歳時のお姿だといわれる像で、
山鉾巡行の時には山に乗せられるそうです。
この像に関しては、
いつの物かとか、入手経緯とかが分からないようでした。

もしかしてこれに霊威あり?

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話の流れで、
去年この宝物の写真を撮った時に、
めったな場所では撮れない渦巻いた写真が撮れまして・・・
という話をすると、
話途中でオカルティーな話題だと察せられたようで、
あーーーはははっ!
と声を上げて笑われました(笑)

聖徳太子はオカルティーな方なら、
それを掲げる方もオカルティー・・・
というわけでもないのでした(笑)

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実際、社寺勤務の人でも、
オカルティーなど笑い話だと思っている方はけっこう居るもんです…


今年は写真が渦巻かなかったし。



さて、
まだまだ時間はあります。

他の鉾を観に行くことにしました。

ふと道すがら、
細い路地の突き当たりに神社らしきものが見えました。
門が閉まっていて中は見れないし、由緒書きもなし。
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ただ《紅梅殿》と鳥居に掲げられているだけです。
人けもないし、何ともいえないミステリアスな気分になりました。
この辺りってビルの谷間に小さい祠がポンとあったり、
ということがよくあって、
一瞬、脳内が時空をさまよったりすることがあります(笑)

で、
この《紅梅殿》を自宅に帰って検索してみたところ、
なんと、
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菅原道真の邸宅だったのでした!
『マンガ・藤原道真』もってるわ・そういえば。

ちなみに、道真さんは現代に生まれ変わってきてるらしく、
オカルティーな人々のあいだではある意味で有名な
ロックフェラーの総裁がそうなんだとか・・・。
生まれ変わっても権力にとりつかれているご様子。


さて、少々移動して観に行ったこの鉾は船鉾(ふなぼこ)です。
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すっかりレインコートを着用したその姿は
さながら、ほっかむり船といった感じでしょうか。


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ここの鉾町の方にも船鉾について説明していただき、
新しい発見があったので
次に紹介したいと思います。


②につづきます ⇒