干し大根モチづくり (作り方)
田舎で近所の人と仲良くなったら
野菜をもらえるときいていましたが、
本当にたくさん大根をいただけました。
しかし、
一度にたくさんいただくと
消費方法に悩んでしまいます(ぜいたくな悩み)。
そこで、
何かいい大根のレシピはないか探したところ、
「大根モチ」という
白玉粉とすった大根を練りまぜてゆでるだけの
かんたんなものを発見しました。
たしかにこれはおいしかったです。
が、
毎日これを食べ続けるわけにもいきません。
そこで、
この頃マイブームきわまりない
〈干す保存食づくり〉が大根モチにも適用できるのか試してみました。
結果、野菜を干すよりも手はかかりますが
長期保存が可能そうな乾燥状態にできました。
お湯で戻すことも
コツはいりますが、できることを確認しました。
収穫した大根の多さに手をやいている方がおられましたら
新しい「保存食」としてどうぞ(?)
●干し大根モチのつくりかた●
洗った大根と白玉粉を用意します。
写真の白玉粉は230g。大根は普通サイズのもの3分の1ですが
実際は大根を4分の3ぐらい使いました。
(大根の新鮮さで水気の量がかわるので臨機応変に。)
大根をおろし器でおろします。
(粗めのものでおろすと歯ごたえができて面白いです。)
(皮ごとでもOK。)
大きめのボウルにとりあえず半分ぐらいの大根をおろします。
ここまでは従来の大根モチとおなじです。
が、
ここからは乾燥させるための一工夫。
ボウルを2つ用意してひとつはおろした大根をにぎって汁を落とし、
汁気をきった大根をもう一つのボウルに入れ、分けます。
そして、しぼった方の大根に白玉粉をちょっとずつ足しながら
こねていきます。
取り分けた汁も少しずつ足し、
いい感じに粘土状になるよう調整していきます。
こんな感じに、にぎったとき
粘土のように形ができるぐらいでOK。
(大根の汁はいくらか余ります。)
この作業を2~3回繰り返して大根のタネを作れば
おろし過ぎて無駄な大根ができたり、
粉がたらなくてピンチ!ということがなくなります。
(それでも粉が足らなくなった時は片栗粉を足してください。)
練った大根をこぶしに隠れるぐらいの量をとり、
汁のボウルの上でゆっくりにぎり、
余分な汁をさらに落とします。
(あわててにぎると汁が飛んじゃうので注意!)
汁気をきった大根を平たく形成し、
重ねた広告紙の上に並べていきます。
(大根の汁がいくらか余りますが、それは
水とだしを足して沸騰させ、火を止めて味噌を投入!
トロントロンとした美味しい大根風味のお味噌汁ができます。)
さて、大根モチを干し網に入れて干します。
写真のように、並べる量を網の面積の半分以下にすることが
ポイントです。なぜなら、
毎日どんどん広告紙に水分が移るので、
1日に2~3回新しい広告紙に乗せなおす必要があるからです。
紙を取りかえる時、新しい紙を網の上に置きながら
大根モチを乗せかえるとスムーズに作業できます。
湿った広告紙は捨てます。
夜は網ごと家の中に入れます。
風、気候など地方によりますが
風や日光がよくあたると5~6日でカラカラに乾燥します。
紙が湿らなくなったら上写真のように直接網の上に置けます。
湿り気がなくなり完全にカラカラになったら、
ジッパー付き保存袋に乾燥材(シリカゲル)と共に入れ、
空気を抜いてしっかりと封をします。
まだ試してないけど、冷暗所でなら
1年ぐらいはもつんじゃないでしょうか。
(完全に乾いていなかったらカビがはえるので注意。)
さてさて、
乾かした大根モチをもどして調理しましょう。
食べる分の乾燥大根モチをザルの上に並べ、
シャワーにして出している水の下に
サッとくぐらせ、表面を湿らせます。
(水がかかりすぎると崩れるので注意!)
(大根モチの裏がまだカラカラなら
裏返してザルに並べ、裏側も湿らせてください。)
後は鍋にたっぷり入れた水をしっかり沸騰させ、
湿らせた大根モチをそっと投入します。
沸騰させた状態で3~4分ゆでたら
網じゃくしですくい取ります。
(ゆで時間は大きさにもよるのですくい上げたものを
おはしで割って中に芯がないか確認してください。)
あとは汁ものに投入したり、
たれをつけてトースターで焼いたり
そのまま砂糖醤油を付けたりして食べてください
(^◇^)
鍋など煮るものには
湿らせた乾燥大根モチをそのまま投入して調理出来ます。
なんだかんだ、
おぜんざいに入れてゆでるオーソドックスな食べ方が
普通においしかったです。
またほかの食べ方を発明したら
UPしますね。
(もし水をかけすぎて大根モチが崩れてしまったら
鍋に湯を沸かして崩れた物を投入し、だしを入れ、
火を止めて味噌を入れたらトロトロお味噌汁にできます。
同じパターンしかなくてすみません(´v`;))