GW☆3☆日御碕へ④経島(ふみしま)と神話
『GW☆3☆日御碕へ③日御碕神社』のつづきです。
日御碕神社を出て、神社の後ろ側にある海に向かいました。
ウミネコがたくさん舞っています。
石鳥居の向こうに海が見えてきました。
ぉおー、海だ海だー。
内陸部育ちの私は滅多に海を見ることが無かったので
海は何回見ても旅行気分満点です。
正面から見るとこんな感じです。
視線を右にずらして見えてくるのが経島(ふみしま)です。
日御碕神社の日沈宮(アマテラスオオミカミの宮ね。)が
元あった島でもあります。
今は神域として渡島禁止でして、
年に1度、神職が8月7日に祭事のために入るのみです。
おかげさんでウミネコにとって絶好の繁殖地となっているようでして、
国の天然記念物として大正時代に指定されました。
小さい白い点々は
↓
全てウミネコです。
渡島すらも禁止の島ですが、ウミネコ様であれば
鳥居の上にだって堂々と乗っかれます。
時間が無くて他の角度から見れなかったのは残念ですが、
どうやら島は真ん中あたりで2つに分かれていて
小舟が通れるくらいの溝があるようです。
興味深いのは、
南側に洞窟があるようでして、
ここに神代文字が刻まれている言い伝えがあるという…!
もう一度言います、
神代文字が刻まれてるんですって!
なんてこった!
めちゃくちゃ気になるわ、その伝説!
ぁあ~誰かそれを確認しに行って下さい、
もしかしたら世紀の大発見かもしれませんよ!
ぜひとも探索していただきたいものです!
まあもしかしたら、
戦後、アメリカのGHQが日本の神聖な聖域に入りまくって
あらゆる宝物を持ち帰ってますから、
すでにここもやられているかもしれませんがね…
ところで、
この経島(ふみしま)には大変興味深い神話が残っていますので、
簡単に説明いたします。
昔、この浜に大国主命(おおくにぬしのみこと)が
八万巻の経典を納めたそうで、
後にその蔵が島と化しました。
本当はこの人が初代天皇だといわれています。)は、これを確かめるべく
勅使をここへと派遣しました。
財宝を収奪していたようにも思えます。
神話どおり、平和に国譲りがなされていれば
大国主の部下が勅使を案内していたはずですが、
どうも自力で勅使が探索していたところをみると、
事実は平和な国譲りではなかったようにも思えます。)
(勅使が?)祈念を凝らしたところ、日御碕大神が姿を現して
「7月7日は心願成就の日なので私が行って戸を開く」
とのお告げがありました。
(日御碕大神が男神なのか女神なのか分かりませんので、
いちおうアマテラスオオミカミということで女神のイメージに。)
そして、前日の7月6日の夜、
経島は鳴動して南北に分かれました。
7日の朝に勅使が島を拝見したところ、
その裂け目はことごとく経巻だったそうです。
(実際、島は石英各班岩〈せきえいかくはんがん〉という、
経巻を積み重ねたような形状の岩だそうです。)
それで、今でも毎年
旧暦の7月7日、現在の8月7日に
神職さんが渡島して神事を行うんですね。
やたらとウミネコが集まってきてるな、と思ったら、
どうやらウミネコのおやつタイムだったようです。
私が写真を撮ってるのを意識して、
おじさんが親切にこちらにエサを投げてくださるのですが、
グジュグジュになった魚の汁がビチャーッてその度に
かかるんですよ(笑)
でも、すごく近くでウミネコを見れました。
おじさんありがとう。
ウミネコに混じってトンビもエサをもらいに来ていたので、
おじさんにトンビかウミネコ、どっちが強いのか聞いたら、
トンビの方が強いと教えてくださいました。
私は京都にいたころ、よくトンビがカラスに追いかけられて
いじめられている姿を目撃しましたので、
一般住宅地ではカラスが最強の鳥なのかもしれません。
しかし、この間
その最強のカラスを2羽のツバメが追いかけているところを
目撃しました。(ツバメの巣が近くにあった。)
つまり、
最強の鳥はツバメ?
ま、どうでもいいっすね。
さて、
ここで旅行はおしまいの予定でしたが、
私は心ひそかに他にも行きたい所がありました。
しかし、場所もはっきりせず、
マニアックすぎて誰も楽しめそうにない所なので
遠慮して黙っていました。
が、
それが行けることになったんですね~♪
すごくラッキーが続きました。
『日御碕へ⑤』につづきます ⇒