松江の竜宮祭(りゅうごんさい)①
昨日の7月1日、
島根の松江市に古くから伝わるお祭りだという
竜宮祭(りゅうごんさい)を観てきました。
ごくローカルな地方のお祭りです。
竜宮と書いて「りゅうごん」と読むのは、
「りゅうぐう」が松江弁でなまったからだとか。
けっこう早くから観に行ったので、
準備段階から写真を撮らせていただきました。
(きっとなにも手伝わずに写真撮ってる変な奴だと思われていたことでしょう)
竜宮祭の準備は熊野神社で行われます。
この日は茅の輪がかかっていました。
前日が名越の祓(なごしのはらえ)だったんですね。
地元の人たちが集まり、材料を調達。
祭りで使うお榊を調達…といって、
境内に生えているお榊を使えるとか、
地方の神社ならではだと思います。
街のほうの神社だと、意外と
祭事に使う花や果物はスーパーで注文してたりする(笑)
竹も10本必要です。
これも神社のすぐ近くの竹やぶで調達できるという!
竹藪の中に入って
いい太さの竹を探す。
何気に下からタケノコらしきものがちょいちょい頭を出していました。
誰も採らないんね。
いい大きさの竹が切り出されてくる。
採りたてほやほやの新鮮な竹を
その日の催事に使うという贅沢。
いらない枝を切り落とす。
きれいに切り整えられた竹が10本、
熊野神社に運ばれてきました。
右に寝ている大きな竹は、
松明用の竹だと思われます。
ほかにも、数mの大きさに育った木が
祭事用に切り出されてきました。
ぜんぶ付近で調達できるのがすごい。
さて、
祭事用の材料もそろい、
神様に降りてもらうべく、祝詞があげられます。
ちょうどこの時、一瞬ですが、
後ろの山の木々がゴオオオオオオオ~~と鳴るほどの
ものすごい風が吹き、
私の前で催事を見ていた人もハッとして空を見上げていました。
龍神さんが来たのかも?
そういえば、
この本殿の木彫りの飾りも、龍でした。
この日の空に広がる鱗雲は、龍のウロコ?
祭事に参加する地元の子供たちも清められます。
神前からお榊が運び出されます。
お榊に神様の御霊が乗り移られるんですね。
だからお榊は、「木」偏に「神」と書くんですね~
いよいよ切り出した竹をもって
神社から川へ向かいます。
竹を持つ役割を果たすのは子供たちです。
大きな松明を先頭に、
行列が神社を出発します。
長い竹をもって鳥居をくぐるのには
少々ワザがいるようです。
てっぺんが当たらないように気を付けて。
竹の先、当たってるよーっ
お母さんに竹の先を持ってもらう(笑)
一行は住宅街を抜け、
川へと向かいます。
電線や木があって
竹を持つ子供たちは油断ならない状況です(;゚ロ゚)
竹に色とりどりのこよりをたなびかせ、
子供たちがやってきます。
何気にこのあたりの
昭和の面影残る住宅がいい感じだしてます。
川に近づいてきました。
もうちょっとで到着です。
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