フィギュア☆去年の全日本を今さら振り返る☆男子
今さら振り返る去年の全日本フィギュアスケート、
『女子シングル』につづき、
男子シングルを振り返りたいと思います。
(もう忘れ始めていてヤバイです。)
日ごろなかなか民法の放送で見かけない選手の方々を
観ることが出来るのも全日本の楽しみであります。
(TV画面をカメラで撮る楽しみでもあります。)
まず観はじめての感想。
だいたい主要な国際試合しか観ていなかったため、
男子の選手でも
本当に一生懸命、一生懸命、2回転を飛んでらっしゃるのを見て、
そうだった、4回転時代なんて言ってるけど、
2回転ジャンプだって凄い事なんだ、
3回転が飛べる、それはかなり凄い事なんだと、
ハッとしました。高レベル選手ばかり見慣れていたのです。
唐川常人さん、時國隼輔さん、鎌田英嗣さん、杉中建人さん、
渡邊純也さん、昔の福山雅治似の?中野紘輔さん( ・◇・)
私の私見ですが、鎌田英嗣さん、
何でこんな位置にいるんだ?っていうぐらい上手くないですか?
確かにまだ若い人らしい荒削りさとジャンプの失敗があったんだけど…
なんというか、
世界のトップのさらにその中の10人ほどのトップの選手って
動き出した瞬間「やはり何かが違う!」って思わせる
『何か』があるじゃないですか。
その『トップ中のトップ』選手の『何か』の片鱗が
鎌田さんにはあるような気がしたのですが。
ジャンプを失敗された時ので申し訳ないですが、
画像引っぱってきてみます。
大けがの影響がおさまって、さらに体幹が鍛えられて、
トップ選手の強靭さが身について、持ち前の優雅さが融合すれば、
遅咲きながらドーンと世界のトップ選手に躍り出た、
町田選手のような素敵な現象が起こるかも知れません。
外野の自分が勝手に選手の方に期待するのは気が引けますが、
鎌田さんに素敵な変化が起こることを
ちょっと楽しみにしないでもないです(笑)
来年も全日本を見よう!
てか、ほんと、日本はレベルが高いんですよー。
全日本は国際大会だ、という言葉に納得。
日野龍樹さん、去年まではゆる~っと
ちょっとかよわい感じがあったように思いますが、
今年はグッと上手くなってらっしゃいましたね。
止まりそうだったスピンも早くなっていたし、
グラグラした感じも無くなっていた!
同級生の田中刑事さんが五輪代表に選ばれ、思うところは
あるのでしょうが、でも、
日野さんなりに年々進化しているのを観て私は感動しました。
大事なことは、
自分なりの成長なんですな。
日本にはさらに朗報。
若い実力者が着々と育っている様子。
三宅星南さん ⇒ 2017年アジアフィギュア杯ジュニアクラス 優勝
須本光希さん ⇒ 第86回全日本フィギュアスケートジュニア選手権 優勝
ISUジュニアグランプリファイナル 3位
ISUジュニアグランプリファイナル 3位
ジュニアの世界最高峰の大会でどうどうのどうメダルですぜぇ~
ジュニアのかよわさが抜けて、トップ中のトップの強靭さが出てきたら
えらいことになってしまうかもしれません!
来シーズンの楽しみが増えました。
もはや全日本の定番となった選手や期待の新世代も。
佐藤洸彬(さとうひろあき)さん、友野一希さん、
真凛ちゃんのお兄さん・本田太一さん、中野耀司さん。
TVは友野さんを次世代のスターと目しているのが伝わってきました。
実際、上手い。今回はジャンプにミスがあって表彰台は逃したけれど。
しかし、
友野さんの素晴らしいなと思ったところは
身体を大事にしながら頑張りたいと
インタビューに答えておられたところです。
人の寿命が延びてきているのと同じに、
各スポーツでも選手人生が延びていく時代かもしれません。
(ゆっくり成長することも可能になるということかな)
が、
その為には体を大事にすることが不可欠。
無理してでも練習をいっぱいしたい気持ちをおさえて
長い目で自分の選手生命を見る視点。
それは非常にクレバーな視点なのでは。
もしこの若さにして
友野さんがそう言った視点を持ち合わせているのだとしたら、
かなりクレバーな方ですね。
トップにふさわしい素養だと思います。
さて、
多くの人気選手の中でもひときわ歓声の大きかった山本草太さん。
いま世界のトップクラスとしてワールドワイドに活躍している宇野昌磨さんと
かつては拮抗した実力者として認められていた・・・が、
3度もの怪我のため、活動できなかった山本さん。
宇野選手の世界的活躍に思うところは多々あるとは思われます。
先の大会ではジャンプを1回転飛ぶことが精いっぱいだった、
その山本さんが、
なんと今大会では3回転もやってのけたではないですかっ!
もう観客は立ち上がったり涙を流したり。
きっと実力的には今回の五輪を狙える人だった。
だけど、怪我の具合が間に合わなかった。
それでも、
今できる山本さんの精一杯を出しきった。
だから観客は満足したし、とても感動した…(´;ω;`)と。
結果より過程を大事にする日本の精神、
私は好きですよ。
ところでこの山本さんの貫禄は何だろう。
それはかつてプルシェンコ選手がリンクに出てきただけで
ヤバイっ勝てる気がしない!
と思わせたあの貫録を彷彿とさせるというか…
そして演技が始まった瞬間から感じる
『トップ中のトップ』が醸し出す特別な『何か』。
20代は怪我なく元気に活躍されることを祈ります。
同じく、実力がありながら怪我やインフルエンザに悩まされた村上大介さん。
彼はアメリカの国籍を選ぶこともできたと思うんだけど、
本人も言うところの「世界一レベルの高い日本(男子)」を選んだんですね。
フリーの時点で五輪の可能性は無くなったことを悟っていたはず。
気丈に笑顔を見せるも、ふと見せる泣きそうな表情がせつなひ…(´;ω;`)
さて、
両親をコーチに、父の夢だった五輪出場を果たしたい
26歳の無良崇人さん。彼の気持ちとしてはラストチャンスの舞台。
10月の大会では最下位。11月では7位。
「何をやっているんだろう」という気持ちだったという。
五輪出場は、優勝か、宇野さんに次ぐ2位しか可能性は、無い。
今シーズン、なかなか調子の上がらなかった無良さんだったが、
全力を出しきった完成度の高い演技に観客は総立ち。
ご両親と涙の抱擁は泣かせすぎる(´;ω;`)
結果的に五輪選手には選ばれなかったけれど、
「自分らしい演技がみせられないことが悔しいことだった。
ここまでやれたことは人生の中の宝」
ここまでやれたことは人生の中の宝」
と御本人談。
悔しいことは、五輪に出られないことではなく、
なかなか自分らしい演技をみせられないこと、
そのことだったのだと。
全日本では出来うる限りの最高を演じきったのでした。
さて、今シーズン、メキメキと実力を伸ばしてきた田中刑事さん。
4年前には五輪出場を逃している。
その頃に同じリンクで練習していた町田樹選手を見て
「あれだけ練習しないと五輪に行けないんだ」と悟ったのだという。
「あれだけ練習しないと五輪に行けないんだ」と悟ったのだという。
五輪を見据えた町田さんのその練習は「まさに命がけだった」と
コーチも振り返るほどだったという。
今シーズンは田中さんが五輪を見据えた「地獄の特訓」を施行。
五輪に出るというのは、これほどまでにやらねばならないものなんですね。
なんかもう、今シーズンの田中さんは
リンクに立った時の目力が違いましたよね( ✧Д✧)
そして彼は、
ついに五輪への切符を勝ち取ったのであった…!!
んで、
今やその実力は世界のトップ中のトップ。宇野昌磨さん。
(画像は、キス&クライ今昔。宇野さんは大きくなり山田コーチは薄毛になる。)
表現力、ジャンプに加え、ミスの少なさも持ち味の宇野さんですが、
ここのところちょっと調子を崩している?にもかかわらず、
「宇野 断トツ連覇」なり。
しゅごかぁ~~~っ(°ㅂ°)
記事より抜粋
「絶えず自分の心と体を見つめ、
その時に一番いいと感じる方法を探していく。
その思考は『こうしたら駄目』という固定観念も作らない」
マジでこれが19歳か?!
自分の19歳の頃なんて
人間だったかどうかも覚えてないぐらいだわ。
そして、五輪の今期も「通過点であり、到達点ではない」と。
↑完璧にできなかったからといって謝らなくたっていいのにー。
(自分に謝っているというのならあれですが。)
それがその時の自分なりにやった結果なのなら、
選手の方は誰にも謝らなくていいのでは。
拍手の半分は声援かもしれないけど、
半分は観られて「うれしー」のテンションなんだろうと
私はにらんでいるし(笑)
表彰台に向かうお三方は和やかな笑顔。
五輪の出場権がかかっていることもあり、
今回の全日本は見ごたえのある熱い戦いでした。
TVからしか観られない貧乏な私も大満足であります。
五輪の出場が決まった男子シングル・女子シングルの5名。
おや、おひとりだけジャージの色が違うかもしれない?(笑)
五輪の実況は
金メダリストの荒川静香さんだそうです。
実況として再び五輪の舞台へ参戦するなんて
胸が熱くなりますね。
そして、
五輪への宮原知子さんの抱負が素晴らしい。
「スケートが楽しいというのが
演技からあふれ出るような滑りをしたい」
順位じゃない、メダルじゃない。
スケートが好き。
スケートが楽しい。
その気持ちが自然と表現されるものでありたい・ということでしょうか
(;O;)
まだ二十歳だというのに、
なんて練れてらっしゃるんでしょう。
苦しい経験が
ピュアなスケートへの気持ちに昇華されていく
小さくてもハートの大きい宮原さんに感動。
怪我という我慢の時をいま過ごされている羽生結弦さんを含め、
来月の五輪に出場されるフィギュア代表の皆さん、
いや、
全ての国の全ての競技の皆さんが
自分なりの最高を表現できますように!
あ、今月の23日から