オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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巨木というロマン

 
 
ふと図書館で目についた本、
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『日本全国647本 巨樹・巨木』
時を忘れて鑑賞してしまいます。



そういえば一昨年、隠岐旅行の最中に
「かぶら杉」という巨木を見ることができましたが、
旅行中いちばん感動したのは、巨木を見たことかも知れません。
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(右の人物と大きさ比較してみて下さい!)
 
 
旅行では神社参拝が目的でしたが、
たまたま出会った巨木にいたく感動し、
そちらの印象のほうが強く残ったのでした。


隠岐では「玉若酢命神社」でも
素晴らしい巨木に出会いました。


神社境内にある「八百杉」
こんな巨木見たこと無かったのでかなり感動しました。
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(平均身長的な母と大きさ比較してみて下さい↑)

樹齢は千年を超えるのではないかとされています。

神社という聖域には時に、このような素晴らしい巨木が
切り落とされることなく残っています。
神社や宮内庁陵はこういう
自然保護の役割も果たしていると思います。


「八百杉」の巨大さを違う角度から見ていただきたい!

見て下さいよこの大きな幹を…‼
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木と一緒に写ってくれたおばちゃんはちょっと小柄ですが、
それでも巨木のスケールの大きさが
この画像から伝わるのではないかと思います。

「巨樹・巨木」の本には、この八百杉
幹回り11mと書かれています。
上の写真とこの11mの感覚をちょっと覚えていてください。


……………………………………………


「巨樹・巨木」の本の話に戻りますが、

本には、見慣れたはずの種類の木なのに、
見たことのないスケールになっていて驚くものがあり、


たとえばこの広島の「山中福田のツバキ」のでっかさ…
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下にすえられたお墓が小さく見えるという
目の錯覚を起こしてしまいます。

うちの5歳のツバキは細くてヒョロヒョロです。
いや
かなり年季の入ったツバキでも
こんなに幹が太く立派になったものを見たことがありません。

ちなみにこのツバキの推定樹齢は1450年
この本の出版が1999年とあるので、
今はもう1470年かな。

1470年前と言えば西暦549年。
古墳時代にすでにこのツバキは存在してたんですよ…‼
ツバキはこの小さな丘かから
1500年近くも人間の営みを見おろしてきたんですよ…‼

これをロマンと言わずしてなんとする?
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それから


同じく広島の巨木「川北の大柿」
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左下に一緒に写るお社が鳥の巣箱のように見える木の巨大さ。

樹齢500年ながら、今でも柿の実が
20ℓ入りの竹かごに20杯もとれると書かれていました。

長い年月、どれだけ多くの人の腹を満たしてきたことだろう。
飢饉のときとか有難かったでしょうね。

これがドーンと田んぼの中にあるのだから、
土地の持ち主の方は…
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気持ち的には邪魔だなぁと思うことも、
土地の持ち主の方としては当然あるわけで、
しかし
この木は神様であるという思い
それをおしとどまらせてきたのです。

正直
本は20年前の出版の物だから、中にはもう
斬られてしまった木もあるのではないかと思います。

人の土地のことに口は出せないけれど、
何百年もの年月を生き抜いてきた巨木たち。
何とか生き延びていてほしい…



こちらは
京都の貴船にある「相生杉」
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京都にいたころ、
鞍馬から貴船へハイキングした時に
それとは知らずに見ていました。

貴船は神社を遷宮する際の時の為の木が植えられているので
けっこう大きな杉がたくさんあるのですが、
この木はひときわ大きかったので覚えています。

室戸台風の大災害で、樹齢100年を超える木はないと
言われていた京都(市)ですが、
ここにありましたね~。
よほど強い木なのだと思います。

木が高齢になるには、
何度も自然災害を乗り越えねばならない側面もあるのです。





島根の松江にも巨木ないかなと探してみましたら、
ありました。「志多備神社のスダジイ
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しかし、松江と言えども田舎の市の範疇はデカイ…
自転車でもちょっと行くのが厳しい距離なので、
いま親戚のおじさんにリクエストしていることろです。
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春には連れて行ってもらえるかなぁ~。



 


ちょっと遠い地域になりますが、

静岡の来宮神社の大クス」
上のほうで「覚えておいてください」と書いておいた
幹回り11mの木の画像を思い出してほしいのですが、
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なんと、
このクスの幹回りは23.9m…‼

あの、一緒に写っているおばさんが小さく見える巨木より
2倍以上の太さですよ…信じられますか?!
ど、どれだけ大きな木なんだろう…
写真ではなかなかそのダイナミックさが分からないので
ぜひ実物を見て感動してみたいものです。


 


巨木の中にはユニークなものもありました。


長崎県「奈良尾のアコウ」
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自然と二またになった木の根元が
神社の参道になっているという!
巨木の下をくぐって神社を参拝できるなんて、
なんというステキスポット…‼


そして

こちらもユニークな巨木
佐賀県「武雄の大クス」樹齢は3千年!
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木の根元に大きな空洞ができていて、
その空洞はなんと12畳もの広さがあるとのこと、
まさしく天然のお堂。
中には天神さんも祀られていて
ちゃんと参拝できるようになっているのが
これまた自然の織りなすステキスポットです。


自然が「征服するもの」である欧米とは逆の、
自然との融合を図る日本人の精神の凄さに気づいたのは、
京都の大原三千院の庭でのこと。
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自然を思い通りに造園する西洋式の庭とは違い、
自然に伸びる枝葉をいかに美しく魅せるかが腕の見せ所である、
そういう日本庭園の奥深さに
感動、かつ日本が守ってきた精神性に
畏敬の念を抱いたのでした。

これからはそういう精神を思い出すことが
人類にとって大切なことになるでしょう。



そして!


巨木といえばこれでしょう鹿児島の屋久縄文杉
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推定樹齢7千2百年…神様です。

ちょっとオカルティーな話になってすみませんが、
ノアの箱舟の話に出てくる世界規模の大洪水
これは
世界中に洪水を示す地層があることから、
現実にあった地球的規模の災害だと考えられています。
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その洪水のあった年代については諸説あるのですが、
オカルティーの世界では
だいたい1万2千年前ぐらいじゃないかとされています。

現代の年代測定に異を唱える飛鳥昭雄氏は
たしか、紀元前4千5百年ごろではないかと
推論されていたように記憶しています。
氏は、だから
樹齢がそれ以上の木は世界にないでしょうと書かれていましたが、
そうすると、
いま世界に存在する樹齢の最高は
6千5百年ということになるかと思います。

縄文杉の樹齢については諸説あるようで、
本当に7千2百年なのかはハッキリしないそうですが、
ザックリ言うと、
飛鳥氏の推論するノアの大洪水の年代と
近いと言えば近い…ので、
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そのぐらいの時期にあった、
地球の生物をすべて飲み込むような大洪水後の、
木々も生き物も何もなくなった荒涼とした地球に、
なんとか流れ、生きのびた木の種子あるいは芽が
初めて根付き、生した
新しい世界の一番最初の生命…
それが縄文杉
つまりすべての生き物の歴史を見守ってきた最高齢の生き証人。
と考えると、
ロマンを感じないほうがおかしい!(笑)


残念ながら、
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風下の日本中に降りそそいでくる、
あそこの国からのばっちい成分つき空気で、
縄文杉らも相当傷んでしまっていると聞きました。
また、
木にとっての新たな生存の危機が
訪れてしまったのです…



ところで


縄文杉レベルの樹齢の木は無いものと思っていましたが、

なんと
東北にもあったのです。

それは岩手県の「三陸大王杉」
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その推定樹齢は7千年!

ここにもノアの大洪水でリセットされた地球の生態系中で
もっとも初期に生まれた地球の生き証人(かもしれない)の巨木が!

縄文杉のある屋久島へは
船に乗らないと行けないし、
ガイドも付けなければいけないのだそうで、
なかなかにハードルが高い…

しかし
陸続きの岩手県なら現実味がある?!


家族のだれも東北へ行った者のない私からすれば、
東北はある意味海外より遠い地(に思える)
一生行くこともなさそうだった東北、
岩手へ、
この巨木を見に行ける日は来るだろうか?

この三陸大王杉」も、近年
息絶え絶えになっていたところを、
有志の方々が手当てし蘇生させたとのこと、
なんとか生きていてくれているうちに会いに行ってみたいものです。
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現実的に会いに行けそうな方は、
ぜひ、地球の生き証人、
縄文杉三陸大王杉が生きていてくれているこの機会に
会いに行ってみてほしいものです。


……………………………………………


巨木は無いけれど、
私も近所の木々をちょっと観察してみました。


なんと
今までいかに周りの木々に注目していなかったことか。

いつも歩いている所に
このように超個性的な形をしているを発見。
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近くで見ても、
幹がどうなってるのかよく分からないんですよ。
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複雑にねじれからんで、
そこからすっくと真上に高く幹を伸ばしていて、
なかなかに樹高の高い木です。



角度を変えて見てみました。
う~む、後ろもなかなかにダイナミックです。
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藤の木がからんでるのかな?


さらに後ろから。
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おっと、何やら強エネルギーなのか、
周りの風景が気のようなものでぶわっとなっているの、
わかりますか?

木とか石の自然物とかってたまに
瞬間、こういう気みたいなものを放ってることってありますね。


すごいからみかただなぁ~。
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これが京都の神社仏閣にあれば神様の木として
観光客を集めていたであろうに、
田舎でひっそりと生しているがために、
誰もこの木の凄さに注目しません。

ま、私も気づいてなかったけど(笑)



もうちょっと散策していると、

木に、後ろから抱きついてるっぽい木を発見しました。
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別角度から見ると分かりますでしょうか
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すっくと真っ直ぐ伸びている木の後ろから、
何を思ってそうなったのか、
ねじれるように幹をそわせて、
三本の枝で真っ直ぐの木をはさむように
枝を伸ばしています。

真っ直ぐの木からしてみると、
永久ストーキングされてるうざいことこの上ない状態っぽいです。

木は嫌だなぁって思っても移動できませんからね。
ご愁傷さま…



そして


これは前から見つけていて
個性的だなと思って見ていた木なんですが、


エストでっぷりの木。ちょっと親近感。
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こういうのを木のコブというのでしょうが、
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いやはや、これだけ幹の周囲にぐるりと巡らせた
立派なコブはそうそうないですよ。
苔の生しかたも玄人な雰囲気です。

というか

この木を見るたびに思い出すのが


フランス出土のヴィーナス像
レスピューグのヴィーナスです。
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石器時代美人の体形ですね。




いや~しかし
木を観察したり、大きな木に感動したりするのって
とっても癒されるなぁ。


日本は緑に囲まれた
森林多き豊かな国土です。

あなたが次にどこかに生まれた時には、
このような豊かな緑を身近に楽しめる国ではない
可能性も(けっこう)あります。

この恵まれた豊かさを楽しみ、
そして、大切にして下さい。


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オカルティーのほうの雑誌ですが、
偶然「巨樹・巨木」の本を借りたのと同じ時期に
このようなステキ記事を見つけてしまいました。


アメリカの奇岩、デビルスタワーが、
実は超超巨大な樹木の切り株の化石だ!という記事です。
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このめちゃくちゃ巨大なテーブルマウンテン
木の切り株だとしたら、
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そりゃどんだけデカい木なんだよという(笑)

いや、でも
その推論を提唱した学者さんの論を真面目に読むと、
これまた本当に「そうじゃないか」と思えてくるから
おもしろい。

ちょっとこの記事のことも書いてみました。
 
②につづく↓

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