オリガミ ヲ キリガミ オカルティー(総合)

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緊張しない方法って? for 舞台や大会


先日、Youtube
新体操日本代表を取り上げた番組を観ました。

そこに出ておられた新体操強化部長の山崎弘子さんが
現役当時実践していた「緊張しない方法」というのが面白かったので↓
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「全く緊張しない」ではなく、
試合では適度に「良い緊張」をした方が良いとのこと。

やはり本番前には緊張でガチガチ。
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しかし、そんな時のために
『本番』は「練習」とは全然違うという意識作りを
日ごろから実践されていたのです。

どんなことを実践していたのかというと…

練習ではわざと汚い格好をする。
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本番ではきれいなレオタードを纏い、美しくメイクをするわけで、
メイクなどをしながらどんどん
「いつもとは違うキレイな自分」に変身していく。

そして、
そこで『違う自分』が作り出される。

衣装もメイクも全部できあがったとき、
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『私は女王よ』
舞台に向けて特別な自分が創り上げられる。

そうすることで過度な緊張はせず、
試合に好ましい適度な緊張を持って挑めたとのこと。

なるほどーー。

まさか練習でわざと汚ったない格好をして
試合とメリハリをつけるとは(笑)。これ奇策。

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そういえば、
女優の大原麗子さんも日ごろは気さくな人だったのに、
楽屋に入ってメイクが始まるとワガママになって
『The 女優』をし、
本番へのテンションを高めていたとか。

大会や本番などここぞという時、
舞台へ向かうまでの時間に「いつもとは違う自分」になり、
「特別な何か」になるという方法があるんですね。


私は、教室で
立って国語の教科書を読まされただけでも
手がプルプル震えるほどの緊張しいなので、
そもそも人前で何かを披露するような方向は選びませんでした。

舞台などで人前に立つ人ってすごいなと思います。
フィギュアスケートの大会とかテレビで観てるだけでも
すごい緊張しますもん。

 バレエ学校のノンナ、初めてのコンクールを前にドキドキ
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極度の緊張におそわれ、逃げ出したくなる。
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逃げ出したところで先生につかまり、叱られてしまう。
「どんな名プリマだってあがるんだ!だがみんな耐えてるんだ‼」
恐怖が喜びにかわることを念じて…
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緊張するのは、慣れてない人だけじゃないですよね。
何度舞台を経験してもあがる人はあがるわけで。


テレビドラマ越路吹雪物語」の中でも、
舞台を前に極度に緊張してしまう越路吹雪のために
スタッフがおまじないをしてあげるシーンがあって、
「大丈夫、 あなたは虎、お客様は猫」
「虎は猫に食べられたりしない」
「取って食うのはあなた」
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と言い聞かせてあげるシーンが。


客席をキャベツ畑だとイメージして
「観客はみんなキャベツだ!」
と思うという緊張のほぐし方もそういえばありますね。

越路吹雪の「お客様は猫」という暗示も、
お客さんたちを(悪い意味ではなく)小さな存在だと思うことで
緊張をほぐすという考え方なわけですが、
それは逆に考えると、
お客さんの存在を大きくとらえすぎて
委縮してしまうということなんでしょうね。
で、
その”幻想の大きな存在”を前に緊張してしまう・と。

緊張とともにどんどん大きくなってしまう
”客席”が”怖い”それは幻想”なわけで。
だって本来人間の上下は幻想ですもん。


そういう幻想が何かのきっかけでフッと覚めて
いつもの調子が取り戻せるということもあるようです。

五輪では「5倍緊張した」という坂本香織さん。しかし、
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直前の「つまずく」というちょっとしたアクシデントで
「フフッとなって」気持ちがほぐれたという。

[何をそんなに緊張してたんだろ]
となったのかも知れませんね。

他にも
坂本香織さんには面白い『緊張対策』があって、
「頭真っ白作戦」というのがあったそうです。

緊張して頭が真っ白になった時の感じと、
寝起きで頭が真っ白になっている時の感覚が似ていることを発見し、
意図的に眠い朝に「頭真っ白」状態で練習したとのこと。
緊張時と近い状態に自分をならしたんですね。
それが功を奏して
大会では前ほど緊張しなくなったとのこと。

「大会で緊張する」の潜在意識
徐々に「練習の時と変わりないこと」に変えていったわけですね。
かしこい。


ノンナ、がんば!
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ところで、

「緊張」について五輪の選手方はどうされていたのか、
とっておいた新聞のフィギュア記事を読み直して調べました。

宮原知子さんの
「高校の時に書いた論文(未発表)というのがすごい。
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選手を極度に緊張させる「オリンピックの魔物」についての
宮原さんの考察が鋭い。

「魔物は五輪にいるのではなく、自分の中に生まれてくるものではないか」

緊張はたくさんの観客やジャッジの目線によるものではなく、
自分の心がそのような幻想を作ってしまい、
それに萎縮したり圧倒されたりしている、
ということでしょうか。

「むしろ適度な緊張を保つことが大切」と。

なんとしっかりした高校生(当時)


そして、いざ、
自身が五輪に出場し、その魔物はどうだったかというと、


「魔物はいなかった。」
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自分を信じることによって、
自分の中に生まれてくる”魔物”を
無色化してしまった!

たった一つのミスでも台乗りから外れる
あのものすごい緊張感の中、よくぞ…
やはり
世界のトップクラスになる人というのは
自己コントロール力がちがいますね。


↑宮原さんはさり気なく
「自分を信じて」と発言されましたが、
これは緊張をふりはらう際、かなり重要事項では。



上を目指し、切磋琢磨していく道程の中で
誰かに圧倒されたり、辛い批評をされたりして
自信を失う経験はつきもの
自信を失うことが何度も積み重なってしまううちに、
自分を信じることが何よりも難しいことになってしまうことも。


主役を演じるバレリーナになったノンナ。しかし
天才バレリーナに圧倒され、自信を失ってしまう。
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影響力あるメディアにこき下ろされ、自分を信じられなくなるノンナ。
自信がないので人の言葉に振り回されてしまう。
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「ぼくにはただの一つの試合。
だからこそ練習してきたことを出せたと思う。」
宇野昌磨さんは五輪を通過点と考えることで、
五輪の特別な緊張感を排除することができたのでしょうか。
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「平常心で、自分のやってきたことを信じた」
この強さはどうやって培ったのでしょう?
何か特別に大きなその先の目標が?
それとも、
「未来」「過去」を考えあぐねず
「今」を淡々とこなしているのでしょうか。
なにげに不思議くんで目が離せませんね。


さらに、
その宇野ふしぎ昌磨さんを上回るメンタルの強さを
五輪で発揮することのできた羽生結弦さん。
メンタルの強さをよい方向に昇華することができたのは、
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「楽しい」そのピュアで新鮮な気持ちも味方したからでは。

ケガでリンクから離れたことで
スケートができるということ、大会に出られることそのものが
「幸せ」なことだと改めて感じることができ、
意気込みすぎること、強ばりすぎることを
どこかで柔らかく緩和できたのかも知れません。

よほどのことがなければ
なかなかこんなふうに緊張と楽しさを抱き合わせられんものです。


凡人は何度舞台を経験してもガクガクブルブルするもんです。


ヒロイン役に抜擢されたノンナ。
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相変わらず舞台のそででガクガクブルブルして先生に助けを求める。
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「しょせん舞台では自分一人なんだ」
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どんなに練習を重ねても、
メンタルをきたえようとあの手この手で努力しても、
どうにもならないこともある。おおかたの人はそうなのでは?
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「緊張する性格は変えられない」
田中刑事さんは自身の個性をそのまま受け入れることで、
”では、そのうえでどうすればいいのか?”
自分ができることの中での最善を考えたのでした。
(四大陸選手権での記事です。)

なんか人生もそんな感じかも知れません。
自分ができる範疇での最善を小さく重ねていく。

そりゃ、劇的に
ヒーロー、ヒロインになれるストーリーに乗って
カッコよく勢いよく成功したいですけどね。
そんでもって、
「緊張感も気持ちいい♪」
とか爽やかに言ってみたいですけどね(笑)


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今日は天気が良く、
自転車に乗って古本屋へ行ってきました。
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そこで心理セラピーの本を
オカルティーの本だと勘違いして手に取り(笑)
ちょちょっと内容を読んでみました。

そこには、
いかに潜在意識(せんざいいしき/無意識の領域)
「現状を変えないように」自分を守っていて、
ゆえに、
それが人生の障害になってしまっているか、
といった内容が書かれていました。

たとえば、

自分では「○○の大会で優勝したい!」と頑張っていても、
いざ、その大会の前になると
すごくやる気が無くなっちゃったりすることがあるそう。
なぜなら、
その大会で優勝することによって
「現状の生活が変化してしまう」ことを
潜在意識が防いでくれちゃっているから
(T△T)
という・・・。


潜在意識って怖い…。

そういう頑固な潜在意識を変えていくには、
すこ~しずつ意識を変えていくのが効果的だそうで、
「舞台では緊張してしまう」の潜在意識を変えるには
「ほら、べつにそんな緊張しなかったよ?」
を少しずつ重ねていくのがいいのかも知れません。

上記の坂本香織さんの「頭真っ白作戦」のように、
舞台での心理に近い状態を見つけ、
それを日常で繰り返してならしていくという方法は
頑固な潜在意識を変化させるかもしれませんね。


と、

べつに舞台に立つこともない私が
つたない知識で分析してみました(笑)


緊張するシーンがある方々の
今後の参考になる部分があれば幸いです。
(^◇^)